直虎15話。おんな城主対おんな大名、どちらも出家経験者の戦い

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次はない

とどでございます。

最近は物語を集中して追っているせいか、にゃん渓和尚を見逃しています。あのにゃんこはおとなしい様子でちゃんと演技しているようだったので楽しみにしていましたが、今回はどこにいたのでしょうか。

さて、徳政令編最終話では、寿桂尼様と直虎が対峙しました。どちらも出家経験者であり、女性なので、通ずるものがあったのかもしれません。結局、今回はお目こぼししてもらえることになりました。

正直、今回の寿桂尼様はとても優しかったです。仏の顔も三度まで、との言葉があるように、ある程度の寛容さは持ち合わせているのかもしれません。

前回字を教えて欲しい、と言っていた瀬戸村の人々は早速今川に手紙を出せるレベルにまで成長しました。成長率が高いです。

今回は、直虎はいろんな人に守られているんだな、と実感しました。それは直虎本人のこれまでの行動によるものですから、それが実を結んだ結果かもしれません。

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目次

  1. いかにしておとわを守るか、政次の苦悩
  2. 3年は年貢を取りません
  3. 字を習う村人
  4. 物騒な仏僧
  5. 之の字かっこいい
  6. お前に後見を譲ると約束したな。あれは嘘だ
  7. どちらも譲れない
  8. まとめ

いかにしておとわを守るか、政次の苦悩

申し開き(ヤミウチ!)に来い、という寿桂尼様に対し、苦悶の表情を浮かべる政次。いかにしておとわを守るか、悩んでいる姿が見て取れます。

今回、しのの妹であるなつが触れていましたが、政次は井伊に嫌われてでも井伊を守ろうとしているんですよね。正確にはおとわを、ではありますが。ここにきて、ついに理解者が現れました。

お目付け役という立場上、表立って井伊をかばうことはできませんが、陰ながら井伊を守る方向に持っていくことは可能です。彼にはそうする自信もあったことでしょう。

だからこそ後見を自分が務めようとしていたのです。後半、中野直之のふりをして今川館に来た直虎を見たときには、相当胃の痛い思いをしたことでしょう。

事前に打ち合わせしたり、コミュニケーションを取っていればこんな胃の痛い思いをしなくて済んだと思いますが、しかしそこは南渓和尚も言った通り、政次が井伊を守ろうとしていることが明るみに出れば、井伊を守るという目的が達成できない訳です。

味方である井伊にばれれば、そこから今川へと伝わってしまいますから、あくまでも表の顔は今川の目付として井伊を厳しくチェックしていないといけないのです。

結果として、井伊の中にいる者から見れば、彼の父親と同じ道を歩んでいるように見えてしまいますが、その行動の裏にはおとわへのアガペー的な愛があることから、彼の父親とは違ったものとなっているはずです。彼の父親も、実は裏から支える重臣だったのかもしれません。

3年は年貢を取りません

瀬戸方久が提案した、年貢に関する案。直虎は身の危険を感じ取って上の空でしたが、戦国時代にこの提案がなされていたのであれば、瀬戸方久とは恐ろしい男ですね。

荒れ地を最初に耕した場合、3年間は年貢を免除する、なんてのは個人事業主が開業後、2年間は消費税の課税がされない、現代の制度にも似ています。正確には、2年前の売上高が1000万円を超えているかどうかが課税の判定になりますが。

荒れ地を耕したその年なんて、いきなり作物ができるかどうかは一種の賭けです。荒れている状態がどの程度か分からないですし、土の栄養がどれだけ残っているかも分からない、雑草は深く根を張っているかも。

そんな状態でいきなり年貢を取ろうものなら、「耕すメリットなくね?」なんてなってもしょうがなし。

だからこそ、免税期間を設けたんですね。もしその3年間で上手く作物が収穫できれば、それは丸々儲けになりますから、みんなこぞって耕そうとします。うまくインセンティブを設けたのです。

耕す」という行動をさせるために、どうやったら人が動くか。その一手がこの免税だったのです。現代で言うと、投資をしてもらうために100万円まで免税のNISAの制度を作った、みたいな。

寿桂尼の前で直虎が言っていた「潤す」ための一手がこれでした。

村人も字を覚えましたし、そのうち自分で年貢を申告したら控除枠を増やす、青色申告みたいなことをやるかもしれません。

字を習う村人

瀬戸村での習字大会。TKOの二人は、お互いの顔に字を書いて遊んでいました。正月の羽根つきみたいな。

中野直之もこれについて行きましたが、結果としておとわを助けるためのきっかけになったようです。でもって、瀬戸村からの書状も今川に届きましたし。

徳政令を出してくれ! って言っていた原告が訴状を取り下げたのならば、今川だって無理に裁く訳にもいきませんし。徳政令編では村人が話の重要なポイントにいました。

物騒な仏僧

この時代の僧侶は武術にも長けていたようで、今回も直虎の護衛としてお供していました。

Wizardryでもドラクエでも、プリースト系は体力が高いので案外前衛もこなせるんですよね。戦戦僧盗魔魔とかだったら、やっぱり前衛にプリーストを置きますし、ドラクエ3でも結構いい防具装備できますし。

龍潭寺の彼らも、日頃から鍛えていることもあってか槍を持って直虎の護衛に当たりました。そういえば昊天さんの槍はどうなったんでしょうね。

傑山さんは寝処の警護も請け負っていました。何もしていない政次は冤罪で間接極められちゃいましたが、あれはちょっとかわいそうでした。普段の行動の結果だからしょうがないけど。

マッポーめいた黒いメンポをつけた怪しい男達に囲まれた時には、率先して敵を食い止めていました。焦点が直虎にあったので戦闘の様子は見えませんでしたが、欠けた人がいないようだったので、かなりの練度であったんじゃなかろうか。

僧兵といえば、焼き討ちされた比叡山には軍隊とも言える大きな戦力があった時代ですし、お寺は大きな力を持っていたようです。寿桂尼は出家していたからこそ、この戦力の存在も知っており、直虎に対する油断は無かったのかもしれません。

之の字かっこいい

おとわの助け方がヒーローでした。しかも強い。1人でバッタバッタと敵をなぎ倒しました。ツンデレの鑑ですね。

直虎が「之の字」なんて呼び始めたのは、ふたりとも多少なりとも心を開いたからでしょう。

頼みがあると言った後、直之の恰好をして今川館に向かった直虎。帰還した後は、直虎の恰好をした直之が待っているものとばかり思っていましたが、さすがに女装はなかったようです。よかった。

お前に後見を譲ると約束したな。あれは嘘だ

賊に襲われた後、その場で政次に後見を譲る、と言った直虎。「本当によろしいのですね?」と問いかける政次は、どこか安堵したようにも見えました。

でもこれは直虎の作戦。政次に後見を譲ったことにして、今川の賊が来ないようにした上で、変装して今川館に乗り込む直虎。

政次はとても胃が痛い立場です。だって寿桂尼様に、「私に後見を譲る、と言われましたよ」って報告しちゃった後にこれだもの。胃薬を差し入れしたい。

結局のところ、今川側が発した言葉を言質として、「君たちがそう言ったから、それを守ってるんだよ? それとも何かい? 君たちの言葉を守っているのに、文句を言うのかい? ん?」と煽っていきました。

これ、百戦錬磨で政争にも長けた寿桂尼だったから、「それは違うよ! かな目録には続きがあるから!」と言葉で丸め込んで来ようとしたけど、直情型のけまり坊や(氏真)だったら、その場でキリステゴメン! されてた可能性が大。結構運にも恵まれていました。

政次はおとわを守るために、自分を犠牲にして後見になろうとしています。苦しいながらも、その一手としてしのの手紙を渡しました。なんでしのの手紙が有効かって、寿桂尼も大名の母親ですから、その気持ちが分かるからなんです。母同士で通じるものがあるのかも。

どちらも譲れない

でも直虎側も、直虎の行動によって動かされた村人たちの書状が届きました。村を潤すことは井伊を潤すこと、井伊を潤すことは今川を潤すこと、と訴えます。

最初は煽っているだけに聞こえる言葉でも、「今川の言葉を守る」と言ったのは、これらの裏付けや展望があるんですよ、という形で持っていけば、「ああ、ちゃんと行動に反映しているのね」と多少の納得感も生まれます。

実際、今まで井伊に欠けていた財政面での強化が見込めるのであれば、今川にとっては嬉しい話です。義元の弔い合戦で大きく消耗しているので。だからこそ、今回の件では目をつむってくれたのです。

とはいえ正直、よく生きてたな……と思うようなギリギリな所。

まとめ

徳政令編は決着と相成りました。振り回される政次の胃はストレスでボロボロです。胃薬を差し入れしたい。

之の字とも距離が縮まったので、直虎の行動によって味方してくれる人も増えてきました。次は瀬戸村でシムシティですね。

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