直虎24話「さよならだけが人生か?」周りの登場人物から見た直虎の評価

シェアする

自由へのあこがれ

とどでございます。

今回のサブタイトルの元ネタは于武陵が読んだ漢詩「勧酒」を井伏鱒二が訳したときに出てきたフレーズ、「さよならだけが人生だ」かな。

「人生足別離」を彼が訳すとこうなったのです。人生って、お別れがいっぱいあるよね! ってのがこうなるセンスよ。

今回の直虎では「たけ」との別れがありました。出会いがあれば別れもある。

そうは言っても、生まれたときから一緒にいてくれた乳母がいなくなるのは寂寞の想いがあったことでしょう。

今回の「さよなら」は、和尚様視点では「おとわ」とのさよならがありました。もうあの頃のおとわはいないんだ……という寂しい気持ち。

広告

目次

  1. んじゃ!
  2. 自分で生きる力があればもっと自由にいられるのに
  3. 井伊のレビューが星4.5くらいに
  4. 縁談(人質)
  5. 塩留で塩バブル
  6. 織田さんちのノブくん
  7. やっと会えた瀬名
  8. つまらんのう
  9. 政次にとっては嬉しい成長
  10. たけの退職……っておい
  11. まとめ

んじゃ!

軽快に去って行きました、龍雲丸。

やっぱり武家に仕えるのは性に合わないんですね。

「なんじゃそりゃ!」と直虎はあっけにとられていましたが、それくらいの距離感が丁度いいと思います。政次的に考えて。

2, 3回くらいインターバルがあれば視聴者的にも「そういえば龍雲丸どうしてるんだろ?」なんて気になりますが、早速次回予告にいました。

脚本の方は龍雲丸が好きなんでしょうか。

自分で生きる力があればもっと自由にいられるのに

なんて、転職を考え始めたサラリーマンのようなことを言い出した直虎。

政次は冷静に、「彼らを買いかぶりすぎ」と釘を刺します。

なんとなくの憧れで飛び出してしまったら、大変なことになってしまいますからね。

自分で生きる力があった方がいい、というのはその通りですが、組織の中にいたままでも出来ることはありますから。

井伊のレビューが星4.5くらいに

薬草知識、武術、学問、子供の教育など、井伊に行けば充実した生活が送れる、と噂になっているようです。

アプリのマーケットで言うと星4.5くらいでしょうか。レビューの数字を見てダウンロードしようかな、なんて思う人が増えてくる頃。

今も昔も、マーケティングにおいて口コミは重要な要素なのです。

転職会議とかでボロクソに書かれたら人が集まらないのと同じと言っても過言ではありません。過言か。

人の口に戸は立てられぬ、とはよく言ったもので、この口コミは今川にも届けられました。

縁談(人質)

今川に呼ばれた政次が聞かされたのは、今川と井伊の縁談

あからさまに人質目的です。武田に裏切られたときは「縁など信用できん!」なんて言ってたのにね。

武田の場合は上下関係はありませんでしたが、井伊の場合は上下関係があるので、その点は今川にとっては安心できる材料なのかもしれません。

このことを今川から聞いた政次は直虎に伝えます。囲碁をしながら。

今回は政次とのコミュが多くてとてもいい感じです。こういうのでいいんだよ、こういうので。

そろそろコミュMAXも近づいてきたんじゃないでしょうか。

塩留で塩バブル

武田に裏切られた腹いせに、海に面している今川、北条は手を組んで塩を武田に流さないことにしました。

海なし県の山梨、長野あたりにいる武田にとっては致命的。

体を動かす仕事の武士はもちろんのこと、農作業をする農民たちにとっても、塩が手に入らないというのは辛い状態。

ナトリウム不足になってしまっては、体内の細胞において浸透圧の調整が難しくなります。その結果、お腹を壊したり、脱水症状になったりと、まともに動けない状態になってしまうのです。超ピンチ

瀬戸方久は裏で塩を流して大儲けをしていたようですが、その陰で武田の領民が苦しんでいたことを思えば、「井伊もドライなところあるな」と思ってしまいます。まぁ戦国時代だからしょうがないんですけど。

ちなみに、全方位にケンカを売っていた武田はこの塩留のおかげでピンチになりますが、このとき塩不足に苦しめられる武田の領民を見かねて「敵に塩を送る」って言って助けてくれたことになっているのが上杉謙信です。ステキ。

実際には、「塩留? 今川が塩流してないの? んじゃ今は武田で塩高く売れんじゃね?」って方久と同じこと言って売りつけた説もあるようなので、そのあたりは戦国時代の世知辛さがあるようです。

塩が金塊になって帰って来た、なんて説もありますし、相当高く売れたことでしょう。相場の操作とか、仕手とは言ってはいけないのです。

織田さんちのノブくん

やっと登場しました。桶狭間の頃は音に聞くのみでしたが、そこから15回ほど。結構長かった。

声だけでも誰かわかっちゃいますね。

いつものように第六天魔王っぽい格好、言動でした。

豆狸と呼ばれた家康との対比が印象的。この豆狸、あとでラスボスレベルにまで成長するんですけど。

ちなみに、「第六天魔王」というあだ名は、武田に宛てた手紙に書かれていたから、というのが通説。この出展はルイス・フロイスの日本史からとのこと。

武田信玄が「天台座主沙門」、つまり天台宗の一番偉い人なんて肩書を付けて手紙を送ったら、信長は「第六天魔王」、こちらは仏教で修行を妨げる悪魔を自称したそうで。

お互いに「俺こんだけ強いし!」なんつって煽りあってたら、横から見ていたフロイスに「こいつら厨二病なんですけどwww」って晒された感じでしょうか。カワイソス。

この時代、自分の強さを誇示するために神様の名前を使うことがあったようで、上で挙げた上杉謙信は自分が毘沙門天の生まれ変わりだと信じていました。毘沙門天が好きすぎて旗に「毘」って書いちゃうほど。

井伊直政を含めた呼称である「徳川四天王」は仏教の守護神になぞらえていますし、厨二病な人も結構いたんですね。

やっと会えた瀬名

姉さん女房感がひしひしと伝わる瀬名と家康。

お前にしか弱音を吐けない」だなんて歯の浮くようなセリフを言う家康でした。

このふたりが出てくるとなごみます。

「井伊のことを忘れずに」「わかっておる」というやりとりもいい感じ。

つまらんのう

和尚様が今回直虎に対して投げかけた言葉。

今川側の縁談相手を見極める! とは言ったものの、その後の対応は和尚様を満足させるようなものではありませんでした。

かつてのおとわのような自由な発想が見られなくなり、だんだんと井伊の情勢なども頭に入れて物事を考えるようになりました。

和尚様にとっては、自由な発想が無くなったことに対する「つまらんのう」であり、多くの人の考えに触れて成長し、自分の知っているおとわでは無くなったことに対して寂しさを感じてる自分への「つまらんのう」なのかも。

龍雲丸が飛び出していったこともありましたし、今回のテーマは「自由」なのでしょう。

政次にとっては嬉しい成長

井伊のことを考える政次にとっては、直虎が井伊の情勢を勘案しつつ次の手立てを考えるさまは、嬉しいものなのです。

「驚きました。今までそうでなかったことに」なんて軽口を言っていましたが、そのあと北条に縁談を持ちかける案を直虎が出した時の政次は、それはそれは嬉しそうな表情でした。

直虎が後見である以上、井伊が上手く運営されている状態が政次にとって喜ばしいことなのです。

たけの退職……っておい

直虎の成長と対比的に、乳母であるたけは自らの衰えを感じ始めました。

直虎が幼い頃からその身の回りの世話をしているため、本当の子供のように可愛がっていましたが、これからの井伊を思えば優秀な人間を使うべきだと進言し、身を引く決意を固めました。

「許さんぞ、たけ!」と最後まで面倒を見ると告げる直虎に、「最後くらい、いうことを聞いてくださいよ」と嬉しさを隠せないたけ。

個人的には今までの直虎の中で五指に入る名シーンでした。ここだけ見れば。

感動もつかの間、井伊の屋敷にたけの幽霊が出た! なんて騒動が。

その正体を確かめてみれば、たけの姪であるうめでした。……ってキャスト変えないのかい!

たけが白髪交じりの髪だったのに対し、うめは黒々とした髪。確かに別人ね、って黒染めして戻ってきただけのようにも見えてシュールすぎます。感動を返して!

まとめ

今回は政次、南渓和尚、たけ、そして今川、それぞれの視点から直虎の成長に対する評価が出されました。

直虎が領主として成長していく姿を喜ぶ政次に対し、かつての自由な発想がなくなったことに対して「つまらんのう」と感じている和尚様。この対比が印象的です。

広告

シェアする

猫が主役のアプリがリリース!