遊び心満載! 大河「おんな城主直虎」サブタイトルの元ネタ集

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影の主役

とどでございます。

NHKで放送中のおんな城主直虎ですが、そのサブタイトルは毎回ある作品をオマージュしています。

第24回が放送された時点でこれを書いていますが、そろそろ折り返し地点だし、サブタイトルの元ネタをまとめておきたいのです。

あからさまなものもあれば、分かりにくいものもあるし、解釈は人によって異なりますが、私がこれだ! としっくりきたものを書き留めます。

公式でサブタイの元ネタを説明しようものなら、自分のギャグを自分で説明するという苦行となってしまうため、やはり第三者がわいわい言いながら想像するのが1番楽しいと思います。

内容にも触れている部分があるため、念のためネタバレ注意です。

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目次

  1. 第1回-第5回
  2. 第6回-第10回
  3. 第11回-第15回
  4. 第16回-第20回
  5. 第21回-第25回
  6. 第26回-第30回
  7. 第31回-第35回
  8. 第36回-第40回
  9. 第41回-第45回
  10. 第46回-第50回
  11. おわりに

第1回-第5回

第1回「井伊谷の少女」

元ネタは「アルプスの少女ハイジ」。

マッチ売りの少女とも迷いましたが、多少物語との関連性を持たせていると考えれば、井伊谷を駆け巡る様子はハイジと共通するところが多いかなーと。

舞台の紹介がメインの回だったので、井伊谷ののどかな風景、亀之丞の笛の音など、ゆったりとした時間が流れる様子が描かれました。

ナレーションの中村梅雀氏は、ロマサガ2の詩人ポジかな。なので最終話あたりで登場人物として出てくるはず(願望)。

ちなみにマッチ売りの少女説をプッシュする場合、この後の物語は、かくれんぼのときに滝つぼに飛び込んだおとわが今わの際に見た夢、なんていうブラックな大河になってしまうので却下。

おんな城主直虎は少女漫画的に戦国時代を描いた印象の作品
おんな城主直虎は少女漫画的に戦国時代を描いた印象の作品
私の中ではまだ真田丸を引きずっていますが、2017年の大河も応援したいところ。これからどうなるか楽しみにしたいですね。

第2回「崖っぷちの姫」

元ネタは「崖っぷちの男」。

2012年公開のアメリカ映画で、サスペンスものです。

共通点はサスペンス部分でしょうか。亀之丞が追われていましたし。

亀との結婚の約束を守るために出家しようとしたのもこの回。鶴丸が割を食う役割になったのもこの回からです。

直虎2話「崖っぷちの姫」竜宮小僧という重要そうなワードが出ました
直虎2話「崖っぷちの姫」竜宮小僧という重要そうなワードが出ました
幼年期の描き方で、青年時代のカタルシスが変わりますからね。ドラクエ5のように。視聴者離れは怖いけど、丁寧に伏線を張ってほしいところ。

第3回「おとわ危機一髪」

元ネタは「007 危機一発」。

後述のタイトルにも含まれている通り、007の映画が元ネタになっていることが多い印象です。発を髪に変えたのは、おとわが髪を剃ったことを強調するためでしょうか。

瀬名初登場回。この頃はまだ怖くない。

今川義元の息子である龍王丸(後の今川氏真)に蹴鞠で勝てば褒美をもらえる、という話を聞いたおとわが、無限コンティニューによって相手の体力を削る戦法で勝利を収めました。

元ネタの方ですが、このタイトルは後に「ロシアより愛をこめて」に改題されています。

直虎3話「おとわ危機一髪」無限コンティニューで勝利を刻め!
直虎3話「おとわ危機一髪」無限コンティニューで勝利を刻め!
幼少期編はいかんせん尺が足りないので、描写不足が否めない部分も感じられます。でも来週の盛り上がりを期待させるような予告だったので、楽しみにしています。

第4回「女子にこそあれ次郎法師」

元ネタは「女にこそあれ次郎法師」。

読みは「女(おなご)にこそあれ次郎法師」なので一緒。2006年に出版された梓澤 要さんの同名の本が元ネタ。というかこのドラマ自体の元ネタです。

おんな城主説はこの本から来ているとも言われています。2016年末には直虎が男だった説も出てきましたし、これからの検証が楽しみな所。

おとわが出家して修行の日々が始まりました。我、竜宮小僧になる! と決意したのもこの回です。

直虎4話「女子にこそあれ次郎法師」次郎の名前の意味が分かって深みが出た
直虎4話「女子にこそあれ次郎法師」次郎の名前の意味が分かって深みが出た
幼少期編は今回でおしまい。来週から青年時代に突入し、大人になったおとわが出てきます。阿部サダヲさん演じる徳川家康も出てくるようなので、その辺を楽しみに待つことにします。

第5回「亀之丞帰る」

元ネタは「父帰る」。

菊池寛氏の戯曲が元ネタかな。1927年、1935年、1952年と、3度映画化されています。

第20回で判明したことですが、この時点で高瀬の父であった可能性が濃厚なので、「父帰る」は15回越しの伏線になっていたのでした。

元ネタに気付かないと伏線だったことにも気付かない高度なテクニック。いや偶然ですね。

この回の亀之丞は良い男でした。この回は

直虎5話はまさに少女漫画的な展開。三浦春馬のヒーロー感よ
直虎5話はまさに少女漫画的な展開。三浦春馬のヒーロー感よ
おんな城主直虎の5話感想。1話で退場した宇梶さんをオチ要員で使うなど、今回のようにはっちゃけている方が楽しめるドラマだと感じました。歴史の中心人物でないため、こうした部分も盛り込んでいただけると興味を持てる気がします。

第6回-第10回

第6回「初恋の別れ道」

元ネタは「恋の別れ道」。

加藤登紀子さんの曲が元ネタでしょうか。1967年発売のアルバム「ギターをひこう」に収録。

映画だったら「マロニエの別れ道」かな。でも遠い気がする。

直親の「川名で身を隠して暮らそう」という誘いに乗るかどうかがルート分岐でした。誘いに乗っていたら、検地で川名バレ→おとわ生存バレ→井伊オワタ\(^o^)/のBADエンドでした。

おとわは井伊のためを思って、初恋を封印したのです。

直虎6話。中と伯の話はオリジナルエピソードの例え話だと思う
直虎6話。中と伯の話はオリジナルエピソードの例え話だと思う
前回の亀之丞の意気揚々とした帰還に比べて、しょんぼりするシーンが多かった6話。ここから井伊家は時代の奔流に飲み込まれていくわけですが、それも見届けたいところ。

第7回「検地がやってきた」

元ネタは「サンタクロースがやってきた」。

正直「これだ!」って特定するのが難しい回。

この形式のタイトルは汎用性があるため、結構使っている作品が多いのです。特に絵本。

それはそれとして、ありがたくないプレゼントを持ってやってきたサンタクロース改め検地

直親の無能っぷりが露呈したのもこの回、政次が無茶振りに応えてなんとか場を治める有能さを発揮したのもこの回です。政次のこいつマジかよ、という顔が素敵でした。

あとから振り返ると、直親のピークはほんとに第5回だけでした。

直虎7話。「検地がやってきた」のは太閤検地ではありませぬ
直虎7話。「検地がやってきた」のは太閤検地ではありませぬ
今回の主眼は今川による検地から川名の隠れ里を守るという点でしたが、ぶっちゃけてしまえば脱税なんじゃないかと。小野政次の頭脳が無かったら切り抜けられていませんでしたが、そもそも下手に裏をかこうとするのがよろしくない気がします。

第8回「赤ちゃんはまだか」

元ネタは「憲法はまだか」。

NHKだしこのドラマかな。朝倉かすみさんの小説「田村はまだか」、奥田民代、浜田雅功両氏の曲「春はまだか」も候補に。

義両親からのプレッシャーに、見る人が見たら凹みそうなタイトル。

直親の初恋の相手がすぐ傍にいる、なんて状況ではしのが発狂しそう。女の戦いはここから顕在化し、第20回で和解するまで続きます。

直虎8話。「赤ちゃんはまだか」戦国時代特有の大きな悩み
直虎8話。「赤ちゃんはまだか」戦国時代特有の大きな悩み
少女漫画的な展開から発言小町的な展開へ。大人になる以上、子供の時に見えていなかった様々な問題に直面していきます。直虎自身は出家しているのでそうした事情から離れているものの、周りの人が直面しているのを目の当たりにします。

第9回「桶狭間に死す」

元ネタは「ヴェニスに死す」。

共通点は、最期を迎えた場所、という点でしょうか。元ネタの中身は、美とは何か、がテーマになっています。だが男だ

織田さんちのノブ君が暴れまわっていましたが、登場は第24回までお預け。

今回の焦点は直盛です。直盛はその人徳もあって、多くの人が悲しみに明け暮れました。

政次も弟を失い、失意の中にありましたが、奥山殿が襲ってくるという更なる追い打ちを食らいました。

直虎9話。敗者から見た桶狭間。今川義元は報告の中でやられてたよ
直虎9話。敗者から見た桶狭間。今川義元は報告の中でやられてたよ
井伊家にとって大きなターニングポイントになった桶狭間。学校の教科書では負けた側の様子は描かれないため、こちらの立場を考えることができたのは大きいです。ここから更に動乱に巻き込まれていく井伊家。辛いさ中にも、次の世代を担う命が生まれようとしています。

第10回「走れ竜宮小僧」

元ネタは「走れメロス」。

今回は言わずと知れた名作、走れメロスでしょう。瀬名と竹千代の助命嘆願に向かったおとわを指しているようです。

友情」に着目すれば、直親と政次の友情も関連があります。

政次は走れメロスで言う所のセリヌンティウスの立場にあり、直親(メロス)が自分可愛さに見捨てようと思えばいつでも見捨てられる存在です。

しかし第7回とは違い、政次の言い分や現場検証の結果から、根拠を持って「正当防衛である」と判断し政次を助けました。

信じたふりではなく、心から信じているようです。

直虎10話。日々是好日は禅の言葉。名探偵直親も活躍しました
直虎10話。日々是好日は禅の言葉。名探偵直親も活躍しました
おとわが昊天さんから聞いた日々是好日(にちにちこれこうにち)が上手くストーリーに絡んでいたように思います。おとわの寺属性が生きていると厚みが出る気がします。

第11回-第15回

第11回「さらば愛しき人よ」

元ネタは「さらば愛しき女よ」。

読み方は「さらば愛しき女(ひと)よ」。チャンドラーの小説で、映画化もされています。

鶴、亀、おとわの3人で井戸を囲んでいる姿が象徴的でした。大人になってから、多分初めて、そして最後のこと。

物語の中では、「選ぶ余地などない」がキーワードになっていました。

裏切り者のあぶり出しに精を出す今川。そしてその罠にかかった直親。

免許証があれば本人確認して罠を見抜けたでしょうが、残念ながらそこは戦国時代、顔写真などないのです。

おとわとの結婚の約束、などという最大級のフラグを立てて、直親は今川に向かったのでした。

直虎11話。さらば愛しき人よ! 直親と政次、父と同じ道を辿るふたり
直虎11話。さらば愛しき人よ! 直親と政次、父と同じ道を辿るふたり
直親の早い退場にビビりましたが、次回はいきなりタイトル回収。正直早い気もしますが、これからが本番という事でしょう。ドラクエ5も、グランバニアに辿り着いて王位を継承してからが本番みたいなところがありますし。桶狭間あたりからテンポが良くなってきている感じがあります。

第12回「おんな城主直虎」

元ネタなし。

物語のタイトルとサブタイトルが同じ回は一番の盛り上がりを見せます。

真田丸の44話とかオープニングまで上手く使いましたし。ベタですけどすごく好き。

こんな序盤に持ってきて大丈夫か? という心配はあるものの、井伊直政にバトンを渡すまでがこの物語のテーマですから、ここからメインパート突入の意思表示としてこのタイトルを持ってきたのでしょう。

直親が凶刃に斃れ、幼い虎松が井伊を継ぐことになりますが、そこには後見が必要になります。その後見を巡ってひと悶着がありました。

直虎の名乗りもこの回からですし、いよいよ始まった、という感じがします。

直虎12話。我こそは城主直虎! ドラマ名がサブタイトルになる盛り上がり
直虎12話。我こそは城主直虎! ドラマ名がサブタイトルになる盛り上がり
井伊家の多くの人々が去って行きながら、それでも一筋の光が差した回でした。タイトル回収はやっぱり熱い気持ちになります。序盤の山場を迎え、これから城主としての下積み期間に入ることが予想されます。井伊を取り巻く環境も大きく変化するので、その中でこの直虎がどう動くのか、楽しみです。

第13回「城主はつらいよ」

元ネタは「男はつらいよ」。

実は、この回でサブタイトルに元ネタがあると気付きました。だいぶ遅め

虎松の後見になったものの、いきなりすべてが上手くいくわけではありません。

ドラクエ開始直後の、「よーしこれから大冒険が始まるぞー!」ってレベル上げしているときの気持ちで見ていました。

ちょっとずつレベルが上がって、ちょっとずつ仲間が増えていく、あの感じ。

直虎13話。城主はつらいよ。自灯明な(直)とらさんが頑張る人情(に振り回される)話
直虎13話。城主はつらいよ。自灯明な(直)とらさんが頑張る人情(に振り回される)話
こういう内政回は、大人になってから楽しめるようになりました。戦国時代というとその名の通り、とかく戦に目が行きがちですが、心の動きや経営の面もちゃんとやってくれてるのが嬉しいところ。

第14回「徳政令の行方」

元ネタは「善意の行方」。

直虎の善意から始まった徳政令なので、これなのかな。ググると「真実の行方」が一番上に来るから迷うけど、お金に関するストーリーなのでこっちと予想。

今川にまで話が飛んでいきましたが、村人を仏法で説得することで何とかことを収めました。

小さい頃から竜宮小僧として農民の手伝いを行い、農作業に慣れていたのもここで生きましたね。

直虎14話。徳政令の行方は村人との清風払明月、明月払清風に繋がりました。
直虎14話。徳政令の行方は村人との清風払明月、明月払清風に繋がりました。
一難去ってまた一難。井伊谷に安らかな日は来るのでしょうか。良くも悪くも今川の存在が大きいですね。来週もピンチなようですし、頑張って切り抜けてもらいたいところ。直虎の行動によって、ちょっとずつ仲間が増えているのもいい感じです。

第15回「おんな城主 対 おんな大名」

元ネタは「キングコング対ゴジラ」。

この形式のタイトルはやっぱりいっぱいある訳で、元ネタ予想は難しいところ。

同じカテゴリーの対決という意味では、1922年のアメリカ映画の「男対男」とか、フランス映画の「スパイ対スパイ」とか。

でも一番しっくりきたのがゴジラでした。

大きさはともかく、組織のボス同士が直接対決した回です。寿桂尼相手によく凌げたな。

直虎15話。おんな城主対おんな大名、どちらも出家経験者の戦い
直虎15話。おんな城主対おんな大名、どちらも出家経験者の戦い
徳政令編は決着と相成りました。振り回される政次の胃はストレスでボロボロです。胃薬を差し入れしたい。 之の字とも距離が縮まったので、直虎の行動によって味方してくれる人も増えてきました。

第16回-第20回

第16回「綿毛の案」

元ネタは「赤毛のアン」。

この回は分かりやすいですね。

中野直之がツンデレキャラを確立したのはこの回です。

ここから怒涛の龍雲丸ラッシュ。政次は影からのサポートに徹します。

直虎16話。綿毛の案は赤毛のアン……ってちくしょうまたイケメンか!
直虎16話。綿毛の案は赤毛のアン……ってちくしょうまたイケメンか!
今週もまた振り回される政次でしたが、影でナイスサポートな彼が報われる日が来るのでしょうか。 また、旅していた柳楽君は名乗らなかったのでまだ正体不明ですが、水筒を持ったままですし、ばっちり再登場フラグが立っています。味方だといいな。

第17回「消された種子島」

元ネタは「007 消されたライセンス」。

007が元ネタだぜシリーズ第2弾。映画そのものではなく、64のゴールデンアイで知りました。

虎松がちょっとずつ成長した回です。勝つまでやれば負けではない、というのは第3回で龍王丸に挑み続けたおとわ様と同じ考えですね。

直虎たちは種子島の量産を目論みましたが、政次が見本を回収してしまいました。

この回の最後に政次が口にした「おとなしく後見を降りられよ。それが井伊のため、御身のためだ」にやられました。

直虎17話。消されたライセンスじゃなくて種子島。「御身のためだ」は政次の想い
直虎17話。消されたライセンスじゃなくて種子島。「御身のためだ」は政次の想い
どうせオリキャラを出すのであれば、いっそ史実の政次の最後も変えちゃって欲しいくらい、政次が好き。中途半端なファンタジー大河より、いっそぶっとんだIF大河で。竜宮小僧さん、なんとかしてください。

第18回「あるいは裏切りと言う名の鶴」

元ネタは「あるいは裏切りと言う名の犬」。

2004年のフランス映画のタイトルから。

政次の真意が直虎に伝わった回。孫子の言葉通りに「敵を欺くにはまず味方から」を実践していたことが分かりました。

政次は今川の目付ですから、表立って井伊に肩入れしていたら今川に怒られてしまいます。監査の人が経営陣と手を組んでいる、みたいな感じ。

政次と直虎の歩み寄りが見られました。

直虎18話。あるいは裏切りと言う名の鶴。戦わずして勝つのが善の善なる者
直虎18話。あるいは裏切りと言う名の鶴。戦わずして勝つのが善の善なる者
その真意がすべて伝わった訳ではありませんが、政次がちょっと報われた感じがしました。よかった。今回の引きでは、柳楽君が「おかしら」みたいな感じに言われているのが気になります。政次と力を合わせて、問題解決してほしいところ。

第19回「罪と罰」

元ネタは「罪と罰」。

ドストエフスキーの同名の小説から。ペルソナ2ではない

木を盗み出していた犯人は、ここ最近アドバイスをしてくれていた龍雲丸でした。

直虎が彼を裁くかどうか、が主眼。裁かなければ、割れ窓理論と同じように盗賊が井伊に集まってきてしまうかもしれません。

政次は井伊のため、そしておとわのために龍雲丸を近藤に引き渡そうとしますが、結局逃げられてしまいます。

直虎19話。罪と罰、盗人を裁かないと割れ窓理論でモヒカンがヒャッハー!
直虎19話。罪と罰、盗人を裁かないと割れ窓理論でモヒカンがヒャッハー!
政次がこう言っているから、その逆をいけばOK! というナナメ上の解釈をした直虎。六左衛門を問い詰める政次の責め方がまた面白かったです。前回報われたように思いましたが、まだまだ直虎のいいようにされています。それが政次の幸せなのかもしれないけど。

第20回「第三の女」

元ネタは「第三の男」。

1949年のイギリス映画から。

直親に関係する女性として直虎、しのがいましたが、直親の娘がやってきたのでした。

敵の敵は味方理論により、直親に怒りをぶつけることで直虎としのは多少分かり合えたようです。

直親は居なくなってからさらに評価を下げたというべきか、自分が悪者になることで井伊のまとまりを強くしたというべきか、非常に迷う所。

それはそれとして、政次と直虎が夜、囲碁をしている姿も。微笑ましい

直虎20話。第三の女は直親の娘、高瀬姫。直虎と政次とのいちゃつきも
直虎20話。第三の女は直親の娘、高瀬姫。直虎と政次とのいちゃつきも
昼ドラ展開の裏側で、織田さんちのノブ君が暗躍している話が漏れ聞こえてきました。高瀬は井伊にとっては新たな縁でありますが、武田から手を切られた今川は「縁があってもうまくいかぬ」と漏らします。 私としては政次と直虎が仲良くしている姿が見れたので、今回はそれだけで満足です。

第21回-第25回

第21回「ぬしの名は」

元ネタは「君の名は」。

2016年公開のあの映画。政次と入れ替わったりはしなかった。

直虎が救出されたとの知らせを受けた政次の安堵の表情がステキ。

龍雲丸の名前が判明した回でもあります。

それにしてもスイーツ真壁の存在感が大きいです。画面に映っていると気になってしょうがない。

いくら技術があるとはいえ、分かっているだけでも材木の窃盗、領主の誘拐と、言い訳できないレベルの罪人を迎え入れるのは、政次にとって胃の痛い状況です。

直虎21話「ぬしの名は」スイーツ真壁参戦! 政次の安堵の顔にも注目
直虎21話「ぬしの名は」スイーツ真壁参戦! 政次の安堵の顔にも注目
スイーツ真壁がまさかの大河参戦。あと今回注目すべきは、なんといっても直虎の無事が分かったときに見せた、政次が安堵する表情。みんなの前ではクールに振る舞いながら、龍潭寺では思いっきり心配していたようです。ういやつめ。

第22回「虎と龍」

元ネタは「タイガー&ドラゴン」。

TOKIOの長瀬くんとV6の岡田くんが出ていた落語のドラマかな。

雲丸のいちゃつきが見られました。政次の嫉妬が止まらない。

煙たがる政次に対し、「お手を煩わせなくても、いつでも出ていきますぜ」と返す龍雲丸。この言葉を聞いた時の政次の顔は必見。いい笑顔です

そういえば、龍雲丸は氏真の幼名である龍王丸と似てますね。武家の子だったことが判明した龍雲丸ですが、実は今川の流れを汲む家だった、なんて設定があったら熱い。

井伊の領民と龍雲丸の仲間たちはぶつかり合いましたが、「ひと狩り行こうぜ!」とドスファンゴ猪を狩りに行くことで仲良くなったようです。

直虎22話「虎と龍」タイガー&ドラゴンのいちゃつきで政次の嫉妬祭り回
直虎22話「虎と龍」タイガー&ドラゴンのいちゃつきで政次の嫉妬祭り回
政次の貴重な嫉妬シーンも見られたのでほくほく。南渓和尚も、一方的に知識を授けるだけでなく、相談相手的な立場になってきました。直虎が家臣を導く姿もあり、彼女の成長している様子が感じ取れます。 その割には龍雲丸にドキドキしちゃう乙女な面もありましたが。

第23回「盗賊は二度仏を盗む」

元ネタは「007は二度死ぬ」。

007が元ネタだぜシリーズ第3弾。日本が舞台の話。ボンドがニンジャの格好で敵のアジトに乗り込みます。

タイトルで言うとアメリカ映画の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の方が近いかも。

でも龍雲丸が敵のアジトに侵入して仏像を元に戻すあたりがスパイ映画(というかニンジャ)っぽいので007説をプッシュします。

南渓和尚の「全てお見通しですよ」って感じの演技がステキ。

なつの政次に対する好意が見えてきた回でもあります。どうする政次。

直虎23話「盗賊は二度仏を盗む」南渓和尚の策略と演技が光る回でした
直虎23話「盗賊は二度仏を盗む」南渓和尚の策略と演技が光る回でした
盗みをしていないことを立証するために、盗みに入る。哲学的な倒錯感を抱えつつも、近藤康用からのいちゃもんを凌ぎました。政次の策略、南渓和尚の演技、龍雲丸の技能、これらがあったからこそ乗り切ったのです。直虎は納得いかなくても頭を下げてたから見事。

第24回「さよならだけが人生か?」

元ネタは「さよならだけが人生だ」。

今回は変化球。于武陵(うぶりょう)が読んだ漢詩「勧酒」を井伏鱒二が訳したときに出てきたフレーズである「サヨナラダケガ人生ダ」かな。

平田オリザ氏主宰の劇団「青年団」による「さよならだけが人生か」の劇も候補。初演は1992年で、2017年の6月末から7月初頭にかけて再演されるそうな。時期を考えると、何か関連があるのでしょうか。……ああ、窓に! 窓に!

この回では、政次、南渓和尚、たけ、そして今川、それぞれの視点から直虎の成長に対する評価が出されました。

第12回で後見となってから、彼女が積み上げてきたものを一度見渡してみる。そんな視点のお話です。

そして井伊を取り巻く環境も動き始め、織田信長がついに登場。相変わらずの第六天魔王っぷり。

直虎24話「さよならだけが人生か?」周りの登場人物から見た直虎の評価
直虎24話「さよならだけが人生か?」周りの登場人物から見た直虎の評価
今回は政次、南渓和尚、たけ、そして今川、それぞれの視点から直虎の成長に対する評価が出されました。直虎が領主として成長していく姿を喜ぶ政次に対し、かつての自由な発想がなくなったことに対して「つまらんのう」と感じている和尚様。この対比が印象的です。

第25回「材木を抱いて飛べ」

元ネタは「黄金を抱いて跳べ」。

高村薫氏の小説、およびそれを原作とした映画です。

「黄金を~」の方では主人公たちが奪いに行く側でしたが、直虎では後半、横流しされそうになった材木を取り返しに行った辺りが共通点かな。

この回は政次と直虎との信頼関係が見えるグッドな回。

第3回の無限コンティニュー作戦はやっぱり根に持たれていました。

直虎25話「材木を抱いて飛べ」政次との信頼関係に(・∀・)ニヤニヤした回
直虎25話「材木を抱いて飛べ」政次との信頼関係に(・∀・)ニヤニヤした回
三河との内通を疑われて今川への申し開きに行く直虎。今回の政次は直虎を信じていましたし、直虎も自分で策を考えて対処しました。2人の信頼関係が見えたいい回でした。

第26回-第30回

第26回「誰がために城はある」

元ネタは「誰がために鐘は鳴る」。

ヘミングウェイの小説、およびそれを原作とした映画です。

今回はをテーマにした回。城に対する思いの違いから、気賀の町衆が分裂したのでした。

商人にとっては、城そのものが築かれること自体は障壁ではなかったのですが、龍雲丸にとっては城そのものが戦乱を呼び込むことになる、と自らの経験から反対していました。

まだ城主でない直虎にとっては、表面的な解決は出来ても、龍雲丸まで巻き込んで納得できる答えが出せないでいました。

直虎26話「誰がために城はある」久々に早口になった政次と暴れる龍雲丸
直虎26話「誰がために城はある」久々に早口になった政次と暴れる龍雲丸
サブタイトル通り城がテーマになった回でした。 木を切って、その材木で直虎の命を救った結果、「気賀に城を建てます」ってなったら、そりゃ龍雲丸も激おこぷんぷん丸になります。 直虎が城主になる可能性も見えてきたので、やっとドラマ名通りになるかも。

第27回「気賀を我が手に」

元ネタは「剣を我が手に」。

スーザン・スペンサー・ポールの小説です。

我が手は井伊の手のこと。気賀に築かれようとしている城を井伊が治めるように策を練る、というのが今回のテーマでした。

龍雲丸がゼネコンとして城を築くことに。「この世に城があるべきだとしたら」という理想の城を作りました。

いつの時代も、回想シーンが描かれたキャラが強化され、超性能を発揮するのはお約束なのです。

直虎27話「気賀を我が手に」瀬戸方久の根回し講座。そして城主へ…
直虎27話「気賀を我が手に」瀬戸方久の根回し講座。そして城主へ…
政次と方久の活躍により、気賀の城を井伊が治めることとなりました。 折り返し地点を過ぎ、「おんな城主」となった直虎。 周囲の猛者たちに囲まれてはいますが、着実に、一歩ずつ進んでいます。

第28回「死の帳面」

元ネタは「デスノート」。

言わずと知れたあの漫画です。映画にもなっていますね。

帳面とはノートのことです。計画通り。

元ネタとの関連は、寿桂尼が心臓に爆弾を抱えている点……かと思いきや、終盤にまんまデスノートが出てきました。

そこに名前を書かれたものは……って、直虎の名前書いてある! ピンチ!

直虎28話「死の帳面」寿桂尼様のデスノートで井伊がヤバイ
直虎28話「死の帳面」寿桂尼様のデスノートで井伊がヤバイ
今回は今川サイドのお話。感情移入とまでは行きませんでしたが、彼らにも彼らのストーリーがあるのです。……最後にデスノートが出てきたのはびびったけど。

第29回「女たちの挽歌」

元ネタは「男たちの挽歌」。

香港映画から。タイトルの「男」を「女」に変えるシリーズは結構多いですね。

香港マフィア同士の抗争が元ネタでメインとなっていますが、こちらもお家(ファミリー)同士の抗争と考えれば似ているものがあります。

寿桂尼、直虎、しのと、強い女性たちの姿がメインに描かれました。

直虎29話「女たちの挽歌」さらば寿桂尼! 強き女たちの戦国時代
直虎29話「女たちの挽歌」さらば寿桂尼! 強き女たちの戦国時代
成長したしのは強い人になっていました。自分が人質になってしまうことも、井伊のために有効に使えと告げる姿は見事。 そしてかつての自分の言葉が虎松を通して帰って来た直虎は寂しそうな顔をしていました。以前、「もうあの頃のおとわはいない」と寂しがっていた和尚と通ずるものがあります。

第30回「潰されざる者」

元ネタは「許されざる者」。

クリント・イーストウッドの映画です。舞台を日本としてリメイクした映画もありますが、そちらには龍雲丸役の柳楽君が出演しています。

政次の「俺を信じろ、おとわ」がかっこよすぎて何も言えません。

村人を守るために必死で頭を下げる六左衛門もかっこよかった。

直虎30話「潰されざる者」政次の「俺を信じろ、おとわ」がかっこよすぎ
直虎30話「潰されざる者」政次の「俺を信じろ、おとわ」がかっこよすぎ
政次のかっこよさが天元突破。「俺を信じろ」とおとわを救うために動き出しました。井伊、そして何よりおとわを救うために、茨の道を進み続けます。 村人を守るために全力で頭を下げる六左衛門もまたかっこよかったです。

第31回-第35回

第31回「虎松の首」

元ネタは「総長の首」。

今川ファミリーと井伊ファミリーの抗争がテーマなので、ファミリーのボスの首を取りに行く点が共通点なのでしょうか。

今川から「虎松の首を取ってこい」と言われた政次。今川を信じさせるために、政次は手を汚すことを決意し、身代わりを差し出しました。

地獄へは俺が行く」は名台詞。

直虎31話「虎松の首」非常に徹した政次は「地獄へは俺が行く」と漏らす
直虎31話「虎松の首」非常に徹した政次は「地獄へは俺が行く」と漏らす
政次が直虎だけでなく、井伊谷の人々に信頼されていたことを知って、自分のことのように嬉しくなりました。 相変わらずピンチは続きますが、何とか虎松を助けることに成功した直虎と政次。 いよいよ井伊にとって大きな戦いが始まろうとしています。

第32回「復活の火」

元ネタは「復活の日」。

我らが昌幸を演じた草刈正雄氏が出演している、南極を舞台にしたSF映画です。

ついに焼け落ちました、今川館。おとわにとって、3話からの悲願が達成されたのです。

でもそれより大きな政次のピンチが訪れます。

直虎32話「復活の火」井伊と小野はふたつでひとつ! でもフラグが……
直虎32話「復活の火」井伊と小野はふたつでひとつ! でもフラグが……
今回、これでもか! というレベルでフラグを立てまくっていた政次。 あぁもう今から来週の放送が怖いです。 でも目を逸らさず、政次の生き様を最期まで見届けたいところ。 あ、そういえば3話から言い続けてきた「今川館が焼け落ちる」がやっと実現されましたね。

第33回「嫌われ政次の一生」

元ネタは「嫌われ松子の一生」。

「松子」なる女性が事件に巻き込まれて亡くなり、その過程で彼女の波乱万丈な人生が解き明かされていく小説及びそれを原作とした映画です。

政次を演じている高橋「一生」氏にもかけているのかも。

政次の散りざまは壮絶なものでした。

彼は井伊を守るため、悪逆の誹りを受けながらも、愛する人の手で旅立って逝きました。

直虎33話「嫌われ政次の一生」比翼連理の鶴、おとわ。最期は愛する人の手で
直虎33話「嫌われ政次の一生」比翼連理の鶴、おとわ。最期は愛する人の手で
政次が命を懸けてでも守りたかった井伊、そしておとわ。 彼は身を投げ出して、それを守りました。 世の人からの誹りをその身に引き受けながらも、愛する人が一番近くにいてくれるまま逝った彼は、幸せだったのかもしれません。

第34回「隠し港の龍雲丸」

元ネタは「隠し砦の三悪人」。

黒澤明監督による1958年の日本映画です。

「姫」がキーワードなので、直虎か高瀬あたりが話の中心になるのでしょうか。

なんて思ってましたが、高瀬はメインストーリーに特には関わって来ませんでした。

タイトル通り、龍雲丸に焦点が当たっていましたね。

直虎は病み虎でした。

直虎34話「隠し港の龍雲丸」去った政次、失意の直虎、気賀の危機
直虎34話「隠し港の龍雲丸」去った政次、失意の直虎、気賀の危機
政次が去って、直虎はまだその現実を認められないでいました。 そこに、井伊にとって更に困難な状況がやって来ます。 徳川と結ぼうとした気賀に、今川の兵がやって来ました。 気賀の民を救うために奮闘した龍雲丸でしたが、その運命は。

第35回「蘇えりし者たち」

元ネタは「レヴェナント 蘇えりし者」。

2015年のアメリカ映画です。

でも副題になっちゃうので、同じ副題なら個人的にドラクエ4の導かれし者たちを推したい。

政次が皆の心の中で生きていたこと、龍雲丸が起き上がったこと、氏真が自分の生き方を取り戻したこと。

蘇えりし者は彼らのことを言っていたんだと感じました。

直虎35話「蘇えりし者たち」政次は皆の心の中に生きている
直虎35話「蘇えりし者たち」政次は皆の心の中に生きている
政次は皆の心の中に生きていました。 気賀で敵に刺された龍雲丸も意識を取り戻しました。 自分らしい生き方を失っていた氏真は、勇気を持って和睦を受け入れることで、自分本来の生き方を取り戻しました。 蘇えりし者たち、というのはこういうことだったんじゃないかな。

第36回-第40回

第36回「井伊家最後の日」

元ネタは「合衆国最後の日」。

1977年公開、2012年リバイバル公開のアメリカ映画です。

直虎が「井伊を復興しない」と宣言し、井伊は無くなることに。

直虎自身は殿を引退し、普通の女の子に戻りました。

直虎36話「井伊家最後の日」まさかの龍雲丸が大勝利! ……まじかよ!!
直虎36話「井伊家最後の日」まさかの龍雲丸が大勝利! ……まじかよ!!
井伊が解散し、それぞれの道へ。 ワンピースだって麦わらの一味が解散してたし、修行期間は必要ですよね。 直虎は修行というよりは休養みたいな感じですけど。

第37回「武田が来たりて火を放つ」

元ネタは「悪魔が来たりて笛を吹く」。

横溝正史の推理小説、及びそれを原作とする映画から。金田一耕助シリーズです。

武田は悪魔扱い。周りからしたら悪魔のような快進撃だし、しょうがないですね。

井伊谷城に武田軍が攻め入ってくる! という時に、井伊の人々が逃げるために井伊谷城に火を放ちました。

そのまま残しておいたら武田軍の砦として使われてしまうのでしょうがない、とは思いますが、直虎にとっては生家が焼けてしまいました。

直虎37話「武田が来たりて火を放つ」高瀬がまさかのアサシン(未遂)
直虎37話「武田が来たりて火を放つ」高瀬がまさかのアサシン(未遂)
井伊は解散したものの、周りの武将たちが大人しくしているはずもなく。 武田信玄は相変わらず暴れまわっていますね。 なかなか巻き込まれる立場からは脱せていない井伊、そして直虎でした。

第38回「井伊を共に去りぬ」

元ネタは「風と共に去りぬ」。

アメリカの南北戦争を舞台にしたアメリカの小説、及びそれを原作とした映画です。

元ネタの物語は読んだことがなくとも、タイトルくらいは聞いたことがある、という人は多そう。

堺行きを決めたものの、本心から乗り切れなかった直虎は、龍雲丸と別れました。

直虎38話「井伊を共に去りぬ」さよなら龍雲丸。根に持つ虎松の帰還
直虎38話「井伊を共に去りぬ」さよなら龍雲丸。根に持つ虎松の帰還
武田信玄が急逝し、取り巻く環境が急変した井伊。 直虎は一度は堺行きを決めたものの、井伊を気にして本心から乗り切れていませんでした。 話し合いの結果、龍雲丸と別れを告げ、井伊で暮らすことを決意します。 そして時が過ぎ、成長した虎松が井伊にやって来ました。

第39回「虎松の野望」

元ネタは「信長の野望」。

言わずと知れた歴史シミュレーションゲームです。

今回だけゲームを推したいのは、今回の大河における音楽担当の菅野よう子さんが、信長の野望のBGMを作ったから。

直親の13回忌で井伊に戻ってきた虎松。

井伊の様子を見て、「井伊を再興し、ここは俺がもらう!!」と野望を抱きました。

直虎39話「虎松の野望」日本一の草履番に、俺はなる!!
直虎39話「虎松の野望」日本一の草履番に、俺はなる!!
虎松は井伊の名前を復興させるべく、家康の前で「井伊の虎松だ」と宣言しちゃいました。 この後草履番から徳川四天王までのしあがるのはお見事。 でももう虎松に焦点が当たってるから、「おんな城主直虎」は終わりに近づいてきてますね。 関ヶ原の頃には直虎いないしなぁ……どのイベントまでやるんだろ。

第40回「天正の草履番」

元ネタは「天皇の料理番」。

杉森久英氏の小説、及びそれを原作としたドラマ。

2015年にドラマ化されたときには、直虎の脚本担当、森下佳子さんが脚本を書いています。

このドラマは日の本一の草履番を目指すドラマになりました。

直虎40話「天正の草履番」足元に草履をシュート! 超エキサイティン!!
直虎40話「天正の草履番」足元に草履をシュート! 超エキサイティン!!
もう主人公は直政だね! って思っていたら、家康と直接お話しちゃった直虎。 まだまだいないと困る存在でした。 本文では触れませんでしたが、今川氏真もいい味出してましたね。 戦ではない戦い方を見つけたようです。

第41回-第45回

第41回「この玄関の片隅で」

元ネタは「この世界の片隅に」。

こうの史代氏の漫画、及びそれを原作とした映画。

物語の舞台は浜松城の玄関でした。

万千代は若いなぁ……。

直虎41話「この玄関の片隅で」万千代の企みを見事に潰すおとわ様
直虎41話「この玄関の片隅で」万千代の企みを見事に潰すおとわ様
直虎の行動が水戸黄門の印籠的な位置づけに。 完全に万千代が主人公で、直虎はメンター枠ですね。 スターウォーズのヨーダ的な立ち位置になってきました。

第42回「長篠に立てる柵」

元ネタは「戦場にかける橋」。

ピエール・ブール氏の小説、及びそれを原作とした映画。

確かに長篠に柵を立てましたが、それよりも印象に残ったシーンが……。

直虎42話「長篠に立てる柵」まさかの腐女子歓喜展開で攻めるNHK
直虎42話「長篠に立てる柵」まさかの腐女子歓喜展開で攻めるNHK
なんかもう最後の腐女子歓喜展開の印象が強すぎて。 サブタイトルにもあったはずの長篠の戦いがインパクト的に負けています。 NHK、選挙の日になんてもんをぶっこんでくれたんですか。 後数回、惰性で終わるかと思いきや攻めてるなぁ……。

第43回「恩賞の彼方に」

元ネタは「恩讐の彼方に」。

菊池寛シリーズ第2弾。同氏の短編小説のタイトルです。

長篠の戦いの論功行賞で岡崎の仕置をどうするかが論点に。

万千代は岡崎にいる家康の息子・信康への遣いとして赴くまでに信頼されました。

直虎43話「恩賞の彼方に」Excelマスター万千代の貢献
直虎43話「恩賞の彼方に」Excelマスター万千代の貢献
伏線回収や登場人物の退場が始まり、だんだんと物語が終わりに近づいてきたのを感じます。 万千代の活躍も気になる反面、直虎の関わりが少なくなっているのはやはり寂しいものです。

第44回「井伊谷のばら」

元ネタは「ベルサイユのばら」。

池田理代子氏の漫画から。男装した人が出てくるのでしょうか。

特に男装した人は出て来ませんでしたが、考えてみれば直虎はオスカルの立ち位置……うん、違うな。

直虎44話「井伊谷のばら」おとわ様ベルばらのオスカル的存在だった説
直虎44話「井伊谷のばら」おとわ様ベルばらのオスカル的存在だった説
万千代と直虎はまだまだ話し合いが必要なようです。 万千代の普段の頑張りが井伊谷に届いていない以上、直虎も万千代の評価を改められない、というのが悲しい所。 次の世代を担う万千代に道を示すことはできるのでしょうか。

第45回「魔王のいけにえ」

元ネタは「悪魔のいけにえ」。

1975年公開のアメリカ映画です。悪魔から魔王にレベルアップ。

いけにえとなってしまったのは、家康の息子信康でした。

直虎45話「魔王のいけにえ」信長と言えば悪役、悪役と言えば信長
直虎45話「魔王のいけにえ」信長と言えば悪役、悪役と言えば信長
今回は「幻の将軍信康」をお送りしました。 信康を助けることはできるのか……!? これ、直虎はどこまで関われるんでしょうかね。 あと光秀ガンバ。

第46回-第50回

第46回「悪女について」

元ネタは「愛情について」。

1953年公開の日本映画です。響きが似てますしこれかな。

史実でボロクソに書かれている築山殿(瀬名)ですが、子供を守るために汚名を被った説は好きです。

直虎46話「悪女について」争いや悲しみのない世界のためにできること
直虎46話「悪女について」争いや悲しみのない世界のためにできること
気付けばあと一ヶ月で終わりですか。 終わりの雰囲気をひしひしと感じつつ、徳川シナリオが「これから」なところを見ると、風呂敷をたたみ終わるのかと変な心配も。 また直虎が頑張る感じの予告でしたし、後ひと踏ん張りですよ、直虎さん。

第47回「決戦は高天神」

元ネタは「決戦は金曜日」。

DREAMS COME TRUEの曲。いや、こんな安易な予想で大丈夫かな……。

瀬名が生まれ育った駿河を取るための決戦でしたし、ここから武田崩壊へと走り出したという意味でも決戦でした。

直虎47話「決戦は高天神」井伊家随一のツンデレは之の字でした
直虎47話「決戦は高天神」井伊家随一のツンデレは之の字でした
直虎は夢を託すために駆け回っています。 主人公が戦場に出ない大河ですが、これが彼女なりの戦いなのかも。 ラスボスの魔王ノブナガはやはり一筋縄ではいきませんが、それでも、瀬名、信康のために駿河を奪還したのは家康にとって大きな前進だったことでしょう。

第48回「信長、浜松来たいってよ」

元ネタは「桐島、部活やめるってよ」。

朝井リョウ氏の小説から。近年の作品なのでタイトル見た瞬間にふふってなりました。

信長のおもてなしが大変でした。裏しかない信長をおもてなすのはさぞ胃が痛いだろうなぁ。

直虎48話「信長、浜松来たいってよ」立場が変われば光秀ヒーロー説
直虎48話「信長、浜松来たいってよ」立場が変われば光秀ヒーロー説
直虎が理想とする世界、家康が理想とする世界は同じく戦のない世界でした。 家康と直接話した上に想いを託したので、いよいよ直虎の物語も終わりかな。 メインシナリオではついに本能寺の変ですね。 悪く言われがちな明智光秀ですが、立場を変えて見るとこんなにも応援したくなるとは。

第49回「本能寺が変」

元ネタは「本能寺が変」。

南風とクジラの同名の曲から。

前回の「信長、浜松来たいってよ」もそうですが、物語終盤でボケる辺り、直虎のスタッフは楽しんでますね。

あの家康3大ピンチである伊賀越えをギャグテイストで描くのもさすが。

直虎49話「本能寺が変」超高速本能寺で信長にさよならバイバイ
直虎49話「本能寺が変」超高速本能寺で信長にさよならバイバイ
本能寺の変自体は描かず、そこに到るまでの話と、事後がメイン。 直虎は徳川勢の退路を確保するために龍雲丸、中村屋の助けを得ました。 昔出てきた仲間が再度出てくると、終わりが近いなぁとしみじみ感じます。

最終回「石を継ぐ者」

元ネタは「星を継ぐもの」。

ジェイムズ・P・ホーガンのSF小説から。

響きは「エラゴン 遺志を継ぐ者」の方が近いですかね。

直虎におけるSF要素である竜宮小僧が解明されることを祈って星を継ぐものが良いなぁ(願望)

放送では竜宮小僧の正体については明かされなかったものの、直虎が安らかな眠りにつけるよう寄り添っていたようです。

政次から直虎、直虎から直政へとバトンとなる碁石が渡されました。

直政が家康を支えたことで、260年にも渡る戦いのない時代が実現されました。直虎は直接見ることは叶わなかったものの、その想いはちゃんと渡せたようです。

今回の大河は想いをつなぐ大河でしたね。

直虎50話(最終回)「石を継ぐ者」想いのバトンは直政に
直虎50話(最終回)「石を継ぐ者」想いのバトンは直政に
2017年の大河も最終回を迎えました。 おんな城主として井伊の城で「戦わない道」を実現しようとした直虎はその生涯を終え、井伊直政へと意志を託しました。 「戦わない道」は当時の武家社会では異端となる考えでしたが、井伊直政が支え、それを実現した徳川家康は実に260年もの平和な時代を築きました。 井戸を覗き込んだおとわも、想いを託して実現された世界を見ることができたことでしょう。

おわりに

遊び心を込めたサブタイトル。原作に対するリスペクトも込めて内容を関連させているところも。

視聴者の「気になる!」を刺激するのはとても良いことです。次は何だろう、って思って見ちゃいますからね。私とか。

50回分並べて見ると、実に色々なところからネタを持ってきたなーとしみじみ思います。

最終回付近でもサブタイトルでボケていくスタイルは大好きでした。

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