直虎40話「天正の草履番」足元に草履をシュート! 超エキサイティン!!

2020年2月7日

草履待ち

とどでございます。

今回のサブタイトルの元ネタは「天皇の料理番」。

杉森久英氏の小説、及びそれを原作としたドラマです。

何度かドラマが作られていますが、2015年版では、直虎の脚本担当、森下佳子さんが脚本 を書いていました。

前回虎松が勝手に井伊を名乗ったのがことの発端。井伊を名乗ったことから草履番に任命され、日本一の草履番を目指すことに。

あれ? もう直虎いらないんじゃ……。

禅僧と書いて人でなしと読む

前回の最後は、しのが駆け込んできたシーンでした。

直虎と一緒に南渓和尚の元に向かいます。

「なにうちの子を唆しとんねん!!」

とお怒りの様子です。和尚さまは「唆してないよ。こういうやり方もあるって教えただけだよ(意訳)」とすっとぼけ。

井伊の復興を心の奥では望んでいたようです。直虎も「もう迷惑」と、しのに味方しました。

やっぱり何か企んでたじゃねーか!!

井伊谷を治めている近藤もブチギレ。

「もう井伊を名乗る気はないよ」と言いながら、裏で近藤の上司である家康に「井伊の虎松です」って名乗っちゃいましたもん。

そりゃ近藤にも伝わりますよね。直虎も弁明が大変そう。これもあって、虎松……じゃなくてもう万千代か。

万千代の行動に困っていました。

草履番も大混乱

意気揚々と初出勤した虎松改め万千代。

亥之助改め万福と一緒に草履の整理・受け渡しに挑んだものの、あえなく撃沈。名前は似ているわ、草履も大差ないわで怒号が飛び交いました。

混乱が去った後、悠然とした様子で本多忠勝がやってきました。草履番から武将になった例として秀吉を挙げ、万千代と万福を励ましてくれました。

前回一発で名前を覚えたのが効いてきましたね。

常慶もお怒りです

松下として徳川に仕えるはずが、井伊を名乗ってしまった万千代。常慶だってお怒りです。

「お前何してくれてんの(意訳)」と怒りをぶつけるも、「殿が決めたことだから!!」と万千代も譲りません。
結局常慶はおとわにヘルプを頼みに行きました。

それにしても常慶、山伏時代と比べて、感情が出るようになりましたね。舌打ちまでしていましたし。

ちょうどよく不在の和尚様

いやぁタイミングがいいですね。

常慶は和尚様にも一言ガツンと言ってやりたい心境だろうと、心中お察しします。次善の策として、養母であるおとわを味方につけることに。

おとわも浜松に行くことを決意しました。祐椿尼やうめは「井伊復興のチャンスだよ」と引き止めようとするも、おとわは浜松に向かって行きました。

そなたの言うことなど聞かぬ!!

「勝手に井伊を名乗って迷惑じゃ!!」と、万千代の元に殴り込みにきたおとわ。しかし万千代は「なんでこの俺がそなたの言うことを聞かねばならんのだ!!」と言うことを聞きません。

農民となったおとわの言うことは聞き入れるつもりがないようです。

そして「そなた」呼ばわり。とそこへ、家康がやってきました。

直虎に気付き、城の中に招きます。直虎の今の立場を家康に伝える万千代でしたが、「お前はわしに意見できる立場なのか?」と一蹴。

挙げ句の果てには直虎に「農民の草履だが大切に扱ってくれ」と言われる始末。ぐぬぬ……。

家康と意気投合

政次を助けようといていた際に面識があったふたり。

あの頃からお互いの立場は大きく変わりましたが、根底にある想いは似通っていたようです。

戦を避ける提案をしていた直虎に興味を持っていた家康。やっと直虎とゆっくり話すことができました。
現在の共通の話題は万千代について。

「厳しくした方が高みに登れる」と言う家康に対し、幼い頃の様子を思い出し「その通りです」と答える直虎。

家康が万千代のことを考えていてくれるのがわかったため、直虎は家康に託すことにしました。……あれっ?

万福の進言

やばい! 松下のこと、すっかり忘れてた!!家康と話せたことに満足した直虎は、常慶に声をかけられて慌てて引き返そうとします。

そこで声をかけたのは万福(亥之助)。

万千代が井伊を復活させようと考えているのを知った時の様子を教えてくれました。

「いつか俺が井伊を復活させて大出世したら、自分が井伊の末代だと考えていた直虎様はどんな顔をするだろうか」と、父親がわりの直虎を尊敬しつつも、だからこそ超えてやりたいという気持ちを抱いていたようでした。

懐の深い松下

常慶は家康が井伊を再興させるつもりであること、虎松の意志が硬いことから、考えを返させるのは難しそうだと兄・松下源太郎に伝えます。

源太郎もしばらく考えた後、「虎松の好きにさせよう」とみんなに告げました。

いや、あなたは怒ってもいいのよ?

松下源太郎、かなり懐の深い方のようです。

日の本一の草履番

月日が流れ、草履番としての腕前に磨きがかかったようです。草履の持ち主が現れたら、正確なコントロールで草履を投げる技を身につけたみたい。

うん、ギャグパートですね。

家康はその様子を見て、「日の本一の草履番」だと太鼓判を押し、昇進の時期が来たと榊原康政に伝えます。

榊原康政もそれには異論がないようでしたが「あのレベルまで行くと替えが効きませんな」と後進を育ててからになりそうな様子。

突き抜けすぎるのも考えものなのですね。

松下源太郎がやってきました

今しばらく草履番として働くことになった万千代の元に、源太郎と常慶がやってきました。草履番の後継者の話をしていたせいか、彼らが後継者なの? とアホなことを考えてしまいました。

さすがにそんなことはないですよね。

勝手に井伊を名乗ってからまだちゃんと話せていなかった万千代と源太郎でしたが、「松下と井伊は一体となって進む」と万千代の行動を咎めなかった源太郎。

なんと大きな人でしょう。

今回は万千代回に見せかけた源太郎回でした。

まとめ

もう主人公は直政だね! って思っていたら、家康と直接お話しちゃった直虎。まだまだいないと困る存在でした。

本文では触れませんでしたが、今川氏真もいい味出してましたね。戦ではない戦い方を見つけたようで、輝いていました。

おまけ

サブタイトルの元ネタ集作りました。