西郷どん第9話「江戸のヒー様」慶喜さん何してはるんですか

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御庭方でございます

とどでございます。

須賀さん、正助、家族に旅立ちの資金をサポートしてもらい、斉彬のお供として江戸に向かうことができた西郷さん。

仲間たちに遊びに連れていかれるも、遊ぶ為に江戸にきたんじゃあいもはん! と帰ろうとしたら、なんと2話で売られて行った農民の娘、ふきと再会。ふきのお得意様に会いに行ったら、店で話題のヒー様と呼ばれる男でした。

斉彬の御庭番として役目を仰せつかって水戸藩邸に書状を届けに行けば、なんとヒー様が。ヒー様はなんと慶喜だったのです。

……ドラマかよ! ってレベルで登場人物たちが繋がっていきますね。うん、ドラマなんだけど。

今回は舞台が江戸に移ったので、薩摩言葉が通じない状態でした。前回まで薩摩言葉に馴染んでいたので、なんだか変な感じ。

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前回のあらすじ

西郷どん第8話「不吉な嫁」不器用な須賀さぁなりの応援の仕方
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不幸が続いて失意の中にあった西郷さんでしたが、斉彬から江戸行きに付いてくるよう言われて大出世。でも家族を取るか、仕事を取るかで悩むことになりました。 そこで妻の須賀さんが彼女らしいやり方で西郷さんを後押しし、郷中の仲間も出立の資金を工面してくれるなど、多くの人に支えられて西郷さんは幼い頃からの夢である斉彬への忠義を果たすことに。 これだけ多くの人が支えてくれるのは、やはり西郷さんが人のために生きていたからなのでしょうね。

斉彬から江戸について来るように言われたものの、お金がなくて諦めようとした西郷さん。新婚の須賀さんもいるし、夢を諦めようとしましたが、正助と殴り合いの喧嘩をし、須賀さんも身を引いてまでお金を作って後押ししてくれたりと、みんなに助けてもらってなんとか江戸行きの資金を用意することができました。

夢を諦めないように喝を入れる正助、西郷さんの夢の為に汚名を被ってまで身を引いた須賀さん。西郷さんの周りには暖かい人々がたくさんいました。

お前はただの38番じゃ!

江戸は芝の島津藩邸にたどり着いた西郷さん。九州から一ヶ月以上歩いて東京に向かうとか、この参勤交代の制度を考えたやっこは鬼ですね。現代で東京から九州への出張なら「飛行機で良いよ」と言われるレベルなのに。

藩邸に着いて自己紹介をしたら、島津藩邸にいた先輩に名前を知られていました。御前相撲の様子を知られており、照れる西郷さんに対して「調子に乗るな!!」と一喝する先輩。

物理的には近い位置にいても、まだまだ斉彬は遠いようでした。

島津藩邸で割り当てられた西郷さんの部屋にいくと、なんと同じ郷中の有村俊斎大山綱吉が待っていました。彼らは1, 2年先に江戸に来ていたので、久しぶりの再会と相成りました。

昔から知っている仲間がいると安心しますよね。部屋も結構広いみたいだし、江戸の生活も結構良さそうな感じ。

藩邸で割り当てられる部屋って家賃とか必要なんですかね? 会社で借り上げた寮みたいな感じだから流石に取られないか。しかも住み込みで働いていますもんね。

江戸でお遊び

出張にきたサラリーマンのごとく遊びに出かける有村と大山。西郷さんを伴ってお町に向かいました。

お堅い西郷さんは「遊ぶ為にみんながお金を払ったのではない」と突っぱねるものの、帰り際に「ふき」と再会。ふきは2話で借金取りに連れていかれてしまった農民の女の子です。なんとか元気でやっていたようですね。

そのふきから「ヒー様」を紹介されました。ヒー様はどうやらふきを気に入っているようです。

なぜか西郷さんもふきに連れられてそのヒー様の元へ。他のお客さんを連れてこられたらヒー様も困るだろうに。江戸時代はその辺おおらかだったのでしょうか。

なんかこう、客同士で気まずい様子もシュールでしたね。

ともあれ、西郷さんはヒー様に似顔絵を描いてもらいました。牛みたな絵がまたシュール。あれ松田さんが自分で描いたんですかね。

品川のお町は良い感じにギャグパートでした。

罰ゲームはいつの時代も便所掃除

遊びに行って門限を破ってしまった西郷さん。藩邸に帰ってきたのはよかったけど、厳しいパイセンに見つかっちゃいました。「門限守れよ」と言われたその日に門限を破るとか、パイセンブチギレでもおかしくない。

次の日には顔に青あざでもこさえているのかと思ってしまいましたが、藩邸のお掃除係に任命されただけですみました。

ただ、みんなからお金を援助してもらった結果が藩邸のお掃除というのは、ちょっと悔しい状態。斉彬のお役に立ちたい!! と行って薩摩から遥々江戸にきたのに、斉彬に会うことすらまかりならないのですからね。

はっ……! まさかパイセンはこの精神的ダメージを見越していた……!?

精神的に充足感がない上に、酒癖の悪い薩摩の武士が使うトイレを掃除するのは、なかなかきついものがあります。今みたいに水洗じゃないでしょうからねぇ……。TOTOがこの時代にあったら大革命でしたね。

御庭役に就任

しばらく藩邸の掃除係として過ごしていた西郷さんでしたが、ある日山田さんからお呼びがかかりました。

なんと、殿の屋敷の御庭方として働くことに。便所掃除から大分レベルアップ。

それでも御庭方になってからも中々殿に会えず、庭師として庭を整えるお仕事をすることに。全体を通して、不貞腐れて適当な仕事をすることがない西郷さんでしたね。地味な仕事でも手を抜かないのはすごい。

御庭役と最初に聞いた時、るろ剣の御庭番衆を思い出しました。彼らは慶喜の時の御庭番衆だったはずなので、時代も近いかも。

さて、御庭役になったことを手紙に書いて知らせた西郷さん。弟たちが、「頑張ってお金を集めたのに庭掃除じゃやるせないよなー」と凹んでいるときに、正助は「いやいや、殿の屋敷の庭にいるということは、いざという時に体を張って敵を止めるんだから責任重大だ」とフォロー。西郷家のみんなは「なるほどなー」と納得した様子。

そのあとの正助がまた良かったですね。西郷さんに手紙を送ろうとしながらも、「何やってるんだ俺は……! 俺も江戸に行ければ……!!」とフラストレーションが溜まっている様子でした。

これだけ抱えるものがありながら、西郷さん一家の前ではきっちりフォローするのが大人だなーと感じました。気遣いのできる紳士です。

ついに斉彬との再会へ

御庭方として務めを果たしていたある日、なんとついに斉彬から声をかけられました。

突然のことにテンパる西郷さん。「いざとなったらその刀で守ってくれ」なんて嬉しいことまで言われました。

でも西郷さん、刀振れないんですよね。大人になってから刀を持ち歩いていたので忘れかけてましたが、子供の頃、喧嘩に真剣を持ち出したクソガキ憎たらしいおぼっちゃまに腱を切られていたのでした。

その時斉彬に「生きろ」と声をかけてもらったことを話すと、斉彬も「あの時のやっせんぼか!!」と思い出してくれました。

西郷さんにとって、子供の頃から憧れていたヒーローが自分のことを覚えていてくれたんです。こんなに嬉しいことはありません。そりゃ泣くわ。私も泣いた。

斉彬から短刀を受け取った西郷さんは、早速任務を受け、紀尾井坂を超えて水戸藩邸へ向かうことに。

この短刀って、「秘密を守れぬときに使え」って言われて渡されたから、ヤミウチ用だったりハラキリ用だったりするのでしょうか。信頼と命の重みのある短刀ですね。

手紙を破いた理由、教えてたもんせ

江戸言葉と薩摩言葉でのすれ違いに戸惑いながらも、なんとか水戸藩邸にいる徳川斉昭に謁見することができました。

しかし、彼は返事と称して、斉彬からの手紙をビリビリに破いてしまいました。これには西郷さんも苦笑い。殿のために命を捧げる!! と言って出てきたのに、その殿を蔑ろにするような行動を取られたら引き下がれません。

徳川斉昭に理由を問えば、彼は別に斉彬を蔑ろにした訳ではなく、手紙の内容が幕府に敵対的なものだったので、破くことで胸の内に止めるよ、という意図があったようでした。

そう、水戸徳川家と言えば徳川御三家のひとつ。徳川御三家は紀州徳川家、尾張徳川家、水戸徳川家の3つで、徳川将軍家に次ぐ地位にあった家でした。

徳川斉昭に幕府の悪口を書いた手紙を渡した時、斉昭が幕府側の考えを持った人間であれば徳川将軍家に斉彬の手紙を流して、処罰することもできたのです。でもそれをしないで手紙を破いたということは、斉彬に肯定的な態度を示したということ。手紙も流さないよというメッセージです。

こういう言葉の裏側でコミュニケーションを取るのは中々怖いですね。政治に関わる人同士の会話という感じ。江戸言葉、薩摩言葉に次ぐ第三の言語、永田町言葉です。

斉彬に協力する目的は、黒船来航について戦いを行うべきとして同じ意見だったから。井伊を排除したい想いもあるかも。

冒頭では、井伊直弼が黒船来航に関して、戦をせず開国すべきとの意見を述べたことで、鎖国を主張する水戸徳川家と敵対的な態度を取っていました。

このころの井伊家はかなりの権力を持っていたようで、上記のシーンでは座る席こそ水戸徳川家より下でしたが、将軍に話しかけたりしても怒られなかったですもんね。

また、西郷さんが水戸藩邸に来るときに通った紀尾井坂にもあるように、州徳川家、張徳川家、伊家、幕府の中で重要な家が囲む坂だから紀尾井坂にしようぜ! としたのも嫌だったようです。

徳川御三家の水戸の位置に井伊家をブッこんできたんだから、そりゃ嫌ですよね。俺の方が偉いぜ! と言われているようなもんだし。

西郷さんサイドから見ると井伊家は敵さんサイドなんですよね。前作の主人公の系譜が敵さんサイドになるとか胸が熱くなります。「いざ!」で井戸を覗き込んだら井伊家が悪者扱いされていた、なんて直虎さんが知ったらどんな気持ちでしょう。

といったところで斉昭の息子さんがやってきました。彼は一橋慶喜。のちに最後の将軍となる人ですね。

西郷さんはそんな雲の上の存在である人に見覚えがあるようで。「ヒー様じゃないですか」と声をかけてしまいました。

当のヒー様はお町で遊んでいたことを知られたくないようで、「人違いじゃないですか」と誤魔化すも、「人違いではあいもはん!」と嘘のつけない西郷さんに遊びをバラされてしまいました。

お店で「あいつはこれからもお金に縁がない。あの目を見ろ、あの目は嘘がつけない人の目だ」なんてドヤ顔でふきに語ってたのに、その嘘がつけない西郷さんに追い詰められるなんて。

ちなみにお父さんの斉昭さんは「お前またそんなところへ行って……」なんて言ってましたが、生涯で37人の子供をもうけたほどの女好きな斉昭さんが言っても説得力はないです。

今回のテーマは再会

今回はいたるところに再会が散りばめられていましたね。

ふきとの再会

2話で連れて行かれた農民の子・ふきとの再会がありました。

彼女にとっては辛いこともあったでしょうが、生きて西郷さんと再会できたのは嬉しいことです。

斉彬のと再会

直接会話するのは6話のミッション以来かな。ジョン万次郎の素性を探るために西郷さんは密命を帯びていました。

最初に出会ったのは少年時代でしたが、今回、そのことを覚えていてくれたことが分かり、西郷さんは大号泣でした。あ、私もです。

郷中の仲間との再会

前回の参勤交代で江戸に旅立った有村俊斎と大山綱良。

今回西郷さんが江戸に来たことで、彼らとも再会することができました。

西郷さん自身は気が進まなかったでしょうが、彼らがお店に遊びに連れて行ってくれたからこそ、ふきと再会し、ヒー様と知り合うことができたのでした。

今回の影のMVP

ヒー様との再会

こちらは同じ話の中ですが、お町で遊んでいるときに知り合った謎の男、ヒー様と水戸藩邸で再会しました。

ヒー様としてはあまり嬉しくないタイミングの再会でしたけど。

まとめ

念願の殿に会うことができたぞ!

斉彬の側で仕えるのが西郷さんの小さい頃からの夢でしたから、それが叶ったのは感無量だと思います。私もこのシーンで感無量でした。

今回は再会がテーマになっており、様々な再会が入れ込まれていたのも良かったです。

兄さぁ、姉さぁ、次でございもす。

西郷どん第10話「篤姫はどこへ」海への失踪と今後の運命のダブルミーニング
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今回のサブタイトル「篤姫はどこへ」はダブルミーニング。失踪しての「どこへ」と、斉彬の思惑によってこの先の運命がどうなるのかという意味の「どこへ」がかかっていました。 また、新たに橋本左内も登場し、激動の時代の登場人物たちが西郷さんの周りに集まってきました。
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