西郷どん第20話「正助の黒い石」直虎に引き続き囲碁推しの大河ドラマ

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私が国父です

とどでございます。

今回の主役は大久保正助。薩摩で、西郷さんを呼び戻すために奔走する様子が描かれました。

この間の出来事は西郷さんも与り知らぬことですが、仲間から非難されながらも西郷さんを呼び戻すための手立てを模索していたのは辛抱強さが現れていました。

正助はお由羅騒動のせいで長いこと家で謹慎していた時期もありますし、「耐える」がキーワードになっています。

どんどん先へ進んでいく西郷さんとは対照的。だからこそ、妻のますさんからも「あなたは吉之助さぁにはなれないよ。あなたはあなただから」と正助のやり方で藩を支えるべきだと諭されました。

西郷さん、みんなの心に焼き付いてますね。

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前回のあらすじ

西郷どん第19話「愛加那」自分で相手を決めた結婚。ラブぜよ
西郷どん第19話「愛加那」自分で相手を決めた結婚。ラブぜよ
西郷さんにとっての1回目の結婚は親が決めた結婚でしたが、今回はお互いに好き合っての結婚と相成りました。ラブぜよ。ジョン万次郎も遠い空の下で喜んでいます。外からやってきたヒーローが、島の悪者を退治してヒロインと結婚するとか、神話の構造そのままなのもベタだけど素敵でした。

奄美大島で暮らし始めて数ヶ月、島の子供達に勉強を教えたり畑仕事を手伝ったりして暮らしていた西郷さん。

そんな折、奄美大島で年貢の取り立てを厳しくする代官が、龍佐民(とぅまの叔父)と富堅(とぅまの兄)を捏造証拠でひっ捕らえてしまいました。

代官所に乗り込むとぅまさんを西郷さんは止めたものの、代官所破りが重罪だと知りながらジャンヌダルクのごとく突っ込んでいくとぅまさんを止めきれませんでした。

あとを追いかけた西郷さんは、代官の暴走を止め、とぅまさんの家族を救い出しました。

代官は西郷さんへの復讐を企んで薩摩に手紙を出そうとするものの、部下の木場さんから西郷さんは手を出してはいけない人だと知り、泣き寝入りしてくれました。

島に平和が訪れ、西郷さんととぅまさんは結婚することに。ハッピーエンド

今回はこんな話

今回のハイライトはこちら。

  • 主人公の出番はほとんど無し
  • 大久保正助、斉興に気に入られる
  • それは斉興の仕事、久光の時代が来た時のため
  • これを久光に伝え、あなたは「国父」として賞賛されるよ、とそそのかす
  • 一方、正助の妻であるますさんはお由羅騒動の中心人物である由羅に気に入られピンチ
  • 郷中の仲間たちは脱藩を目論むも、正助が操る久光の手紙でなんとか治る
  • 時期を待っていたけど、桜田門外の変が起きてしまい、井伊直弼が逝去
  • 有村俊斎の弟たちが罰せられたことで、再び脱藩の動きが出たところでイカ、次回

今回も気になる所を中心に。

吉之助になりたかった正助

吉之助のカリスマは大きなものでした。

正助だって能力は劣ってないだろうし、知識で言えば西郷さんよりたくさん勉強しているだろうけど、でも郷中のみんなをまとめるまではいきませんでした。

人情で人を動かす西郷さんと、知略で人を諭す正助ではタイプが違いますもんね。

一人クールに時期を伺っていた正助に対し、郷中の仲間たちはあまり賛同していませんでした。

冷静に考えたら、斉興の一派はお由羅騒動で多くの家臣を切り捨てましたし、正助の父親だって島流しの憂き目に遭った上、正助自身も謹慎処分でした。

斉彬と反対の藩政を敷く斉興に対して不満を抱くものも多いのに、その中で冷静でいる正助は周りから見たら不思議な感じでしょうね。

一番怒って拳を振り上げていてもおかしくない立場なんですもの。

それが斉興と仲良くしているだなんて知られたら、そりゃ事情や目的を知らない人はついていけないよ。

久光と囲碁

直虎では政次との囲碁が定番となっていましたが、今回の大河でも囲碁が出て来ました。

もうすぐ明治になる時代でも、内密な話をするときは囲碁です。

斉興に紹介された大久保正助と一緒に、久光は囲碁を打つことに。もともと知らない仲ではないものの、「二度と顔を見せるな!」と久光が言い放って以来でしょうか。

気まずそう。

それはそれとして、正助は国を変えることを目的としていたので、「来たるべき時が来たら、あなたが立ち上がらなければならない」なんて言い放ちました。

来たるべき時=斉興、散るのことですから、人の父親についてひどいこと言いますね、正助。曲がりなりにも西郷さんを助けてくれた人なのに。

久光は「失礼だろ! ってか俺にそんな力ねーよ!!(意訳)」と怒ったものの、「国父として迎えられるぜ」との言葉に心動かされました。

「国父……いい響き」だなんて、久光さんも現金ね。

割りを食っていた立場だったし、父親である斉興が老年になっても権威を振るっていたことが目に焼き付いているのか、強烈な誘い文句となりました。

斉興亡き後は、家臣の前で「国父である!」と自分で言っちゃいました。よっぽど気に入ったんですね。なんかもう久光様かわいいわ。

正助の黒い意思

ってタイトルでも驚かないよ、今回は。

悪巧みをしているわけではないけど、西郷さんを助けるために久光に取り入っているのですから、久光サイドから見たら黒い意思

しかも仲間の脱藩を止めるために久光を使うなんて、周りから見たら腹黒と思われてもやむなし。みんなのためを思っているのに、なかなか伝わらない正助かわいそう。

次の一手という意味では、去年の大河である直虎を彷彿とさせます。政次が最期、直虎に託したのは白い碁石でした。

直虎33話「嫌われ政次の一生」比翼連理の鶴、おとわ。最期は愛する人の手で
直虎33話「嫌われ政次の一生」比翼連理の鶴、おとわ。最期は愛する人の手で
政次が命を懸けてでも守りたかった井伊、そしておとわ。 彼は身を投げ出して、それを守りました。 世の人からの誹りをその身に引き受けながらも、愛する人が一番近くにいてくれるまま逝った彼は、幸せだったのかもしれません。

対して今回の正助が久光と打っていた時に使っていたのは黒い碁石。

今回の最後に井伊直弼が討たれたこともあり、去年とは別の陣営の話だよ、というメタファーですね。

桜田門外の変

雪の降る日に襲われた井伊直弼。

短銃で撃たれて、カゴから引きずり出される時も静かにしてましたね。

彼は何を思っていたんでしょう。

この桜田門外の変が起きた時には40代半ばだったので、今の感覚だとすごく若く感じます。

というか40そこそこで幕府の要職に就いているあたりもビビリポイントですけど。

60を過ぎて「我が生涯に一片の悔いなし!」と達観しているならともかく、40半ばで襲撃に狼狽えない井伊直弼って落ち着いてるってレベルじゃないような気が。

茶か。茶道なのか。

文化人として道を極めていた井伊直弼だから落ち着いていられたのかもしれません。

その知らせは西郷にも

井伊直弼が討ち取られた知らせは西郷さんにも届きました。

薩摩藩の木場さんは「これでこの国が変わりますな」なんて気楽に言ってますが、西郷さんは島に骨を埋めるつもりで愛加那さんと結婚したし、複雑そうな顔。

予告を見るともう奄美編が終わりっぽいのも寂しい感じ。

タイトルがもう「別れの唄」ですし。

正助と再会している様子もあって、それ自体は嬉しいけど、愛加那さんはどうなるの? と気になってしょうがない。

もう少し奄美の自然を見ていたかった気持ちがあります。

まとめ

今回は主人公の吉之助がメインなのではなく、もう一人の主人公である大久保正助がメインの回でした。

西郷さんの視点だと桜田門外の変は手紙で知った出来事ですが、この事件が明治維新へと向かう大きなターニングポイントになりそう。

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