いだてん16話感想「ベルリンの壁」練習の鬼と化した四三……でも

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一日も休まず走りたいんです

とどでございもす。

スヤさんと結婚したけど、ストックホルムオリンピックのリベンジのため、ベルリンオリンピックへの参加を目指す金栗四三。東京高等師範学校を卒業して播磨屋さんの支援を受けながら、脇目も振らずに練習に励んでいたものの、欧州の状況によりベルリンオリンピックが開催されないことに……。

全てを捨てて練習に打ち込んでいたのに、それを奪われてしまったのは見ていて胃にきました。

一方志ん生(若)の方でも、師匠・円喬が亡くなった知らせがあり、二人共何かを失った回でした。

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今回のサブタイトル

今回のサブタイトルは「ベルリンの壁」。元ネタは……なんでしょうね?(無知)

中村鈴子著「句集 ベルリンの壁」か明欣治著「雑文集 ベルリンの壁」あたりでしょうか。ベルリンの壁をテーマにした作品は数多くありますが、ドンピシャでこのタイトルの作品はこの辺り。文学作品でなければ歴史を扱った本としてエドガー・ヴォルフルムの「ベルリンの壁−−ドイツ分断の歴史」があります。

ベルリンの壁が存在していたのは1961年から1989年の間。東京オリンピックが開催されている期間にはすでに壁が存在していたようです。

同じ国で同じ都市なのに分断されているのは恐ろしいですね。東と西で主義が違うのも、外からだと中々想像がつきません。

今回の話でいうとベルリンオリンピックが無期延期になったことから、オリンピックでマラソンを走ることへの壁ができたイメージでしょうか。

播磨屋さんが登場

代役で播磨屋さんが出てきました。違和感ばーりばりな感じが……。そのうち慣れるかな?

播磨屋さんちで居候することになった金栗四三は、ここを拠点に練習に励むことに。今で言うとシューズメーカーの寮に入っているイメージでしょうか。

金栗四三モデルの足袋も売れ行き良好で、いよいよ陸王めいてきました。

道を挟んだお隣には三島弥彦の家で働いていたシマさんが引っ越してきたみたい。天狗倶楽部の人たちがいつも脱いでいたからか、金栗四三が脱いでいても気にならない様子……と思いきや下はダメだったみたい。そりゃそうだ。

彼女も学校に通い始めたみたいで、スポーツに興味があるみたいだったし、何かの競技でオリンピックに出たりするのでしょうか。

円喬との別れ

新しい師匠と喧嘩して追い出された志ん生(若)。兄弟子と自堕落な生活を送っていましたが、金が尽きて無銭飲食をしてしまいしょっぴかれることに相成りました。

牢屋で出会ったのはバナナ大好きな悪そうなおじさん。彼を演じるマキタスポーツさんは2016年の直虎ぶりですね。

彼が寝るときに使っている新聞紙を見ると……なんとそこには志ん生の師匠である円喬が亡くなったとの記事が。このタイミングで知るとか辛すぎます。

最初は実感が湧かない志ん生も、バナナおじさんに「落語やってみろよ」と言われて師匠の得意だった文七元結を演じているうちに、どんどん涙がポロポロ。「ああ、もう師匠の文七は聞けないんだな」と実感しているようでした。

バナナおじさんは寝てしまっていましたが、ここで志ん生のスイッチが入りました。髪を切って、シャバに戻った後は新しい師匠に頭を下げて……と別人のように歩み始めました。

今回は志ん生が主人公な感じ。

まーちゃんの正体

てっきりオリンピックに出場するのがまーちゃんだと思っていましたが、まさかの田畑政治だとは。1話からずっと出てたこの人か。阿部サダヲさんが演じてるとギャグキャラみたいに見えますが、実績を見るとビビります。

東京オリンピックを招致したすごい人に成長したんですね、まーちゃん。

「田畑家の男は代々体が弱い」なんてジョースター家みたいなこと言っていましたが、このまーちゃんは85歳まで生き抜きました。

スヤさん上京……でも

池部さんちのお母さん、幾江さんの粋な計らいで、スヤさんが東京にやってくることになりました。

練習に繰り出す四三を支え、部屋を掃除して、「正月も帰れなかったから」といきなり団子まで用意してくれるスヤさん。女神かな?

でもこの女神に「帰ってくれ!」と言い放つのがいだてんの金栗四三です。ストックホルムオリンピックでの敗北がトラウマになっているからか、ベルリンオリンピックでリベンジするべく練習の鬼と化しています。

このあたりのストイックさは選手としてはすごいですが、スヤさんに対しての態度は中々共感できないです。「帰れ」ってあんた……。「堕落の入り口」とまで言うのはやりすぎ感ありますが、あのスヤさんが側にいたら甘えそうになるのは分かります。

ベルリンに暗雲が……

ストックホルムオリンピックの次のオリンピックとして決まっていたベルリンオリンピック。

しかしこのとき欧州ではバルカン半島で起きたサラエボ事件をきっかけに第一次世界大戦が勃発していました。1914年に起こったこの戦争、当初どの国も3ヶ月くらいで終わるだろうなんて甘く見ていましたが、いろんな国が参加し始めて泥沼化、結果としてベルリンオリンピックは無期限の延期となりました。

オリンピックは平和の祭典だから、と選手を派遣しようと考える嘉納治五郎。でも実際にヨーロッパに留学していた二階堂トクヨからすると「選手を派遣できる状況じゃない」という現状。選手を危険に晒すわけにはいかないですもんね。

この間にも金栗四三は休む事なくトレーニングを積んでいます。

そんな彼に「あ、ベルリンオリンピックは無くなったから」なんて言えるわけないですね。

目的が無くなった

ベルリンオリンピックへの参加を目指していた金栗四三は急にハシゴを外された形になりました。辛い。

お隣のシマさんが明るく声をかけても返事ができないくらいふさぎ込んでいたようです。

この部分は放送後のモスクワオリンピックボイコットにも通じる部分がありますね。

目指していた目標が急に無くなったら……と思うと四三さんの姿を見るのが辛いです。自分だけではどうしようもない部分ですもの。

まとめ

脇目を振らず打ち込んできたマラソンの練習。それもベルリンオリンピックに出場するという目標があったからこそ。

それが無くなってしまうのは辛いです。

……と思いきや次回予告で駅伝の構想までするなんて、金栗四三氏の立ち直りはすばらです。

次回のサブタイトルは「いつも2人で」。元ネタはオードリー・ヘップバーンが出演していたイギリス映画です。多分。時間軸がぽんぽん飛ぶあたりはいだてんと似てるかも。

タイトルから想像するに、スヤさんが四三の心を支える感じの話になりそう。

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