いだてん26話感想「明日なき暴走」人見絹枝さんかっこよすぎ

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明日へ向かって

とどでございます。

人見絹枝さんかっこええ……。

走ったことのない800メートルで、作戦を練って頭を使って銀メダルを獲得した姿が素敵。

シマちゃんの遺志を継いで閃光のように駆け抜けました。今回は人見さんのための回でしたね。

水泳の方もメダルをたくさん獲得して帰ってきましたし、アムステルダムオリンピックでは日本選手が大活躍でした。

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今回のサブタイトル

今回のサブタイトルは「明日なき暴走」。1975年にリリースされたブルース・スプリングスティーンのアルバム、または同名の曲です。ボブディランの詩を目指して作られたそうで、前回のタイトルである「時代は変る」と繋がっていました。

「それは明治の話でしょ? 今はもう昭和だよ?」と田畑のまーちゃんが言っていましたが、昔の考え方を押し通すだけじゃなくて、昔の考え方から学んで新しい考え方を作っていく姿が素敵。

今は令和だから……2時代前というと昭和ですか。令和から見た昭和と、昭和から見た明治が同じような感覚なのでしょうかね。

高橋是清から予算をもらった

前回の最後、高橋是清からアムステルダムオリンピックへの選手派遣予算として6万円を出してもらった田畑政治。その内容が語られました。

大物政治家の前でも物怖じせず、いつもの感じで普通に話しかけるのは強いです。

「大蔵大臣がダメなら総理大臣に直談判」とまで言い始め、高橋是清からは「君は物怖じしないな」と笑われました。その理由が「30までしか生きられないので」と切ないのがまた。

冗談めかして言ってたけれども、兄が若くして病に倒れたことで、田畑家の男は短命であると感じ、生き急いでいるのが伝わってきます。

選手のケアもしなさい

女子陸上に参加するかどうかを決める会議では、金栗四三が「男の自分でもプレッシャーに押しつぶされそうになった。女子にそれを背負わせていいものか」と、人見絹枝の参加をためらう姿がありました。

金栗さんは最初のオリンピックでは「スポーツにお金を使うなんて」と後ろ指さされながら参加し、次に参加したアントワープオリンピックでは日本国内でオリンピックの認知度が上がった結果「国の期待を背負って戦ってこい」と思いっきりプレッシャーをかけられた結果、メダルを逃しヨーロッパ放浪の旅へ。

選手にかかる精神的な負担を考えて、実力があるとはいえいきなり人見さんにそれを背負わせていいのか……? と思うところがあったみたい。

これを聞いていた田畑政治は「なんで全部選手に負担させるのよ。そういうのをケアする監督が必要じゃんね?」と凝り固まった議論に風穴を開けていきます。なんかもう気持ちいいですね。これには金栗さんも納得。

嘉納先生もこれに賛成し、無事人見絹枝さんは参加できることに。

なお、監督として名乗りを上げた田畑さんは会社から許可をもらえず日本で待機することになりました。監督とはいったい……うごごご……。

移動はシベリア超特急

シベリア鉄道での移動はストックホルムオリンピックを思い出します。

男子選手がたくさんいる中でひとり女子選手として参加した人見絹枝さん。裁縫なんかできない人たちの中で唯一技術を持っていた人見さんは繕い物まで任されることに。

女子チームのサポートメンバーまでは渡航費出せなかったんですかね。まだサポートチームにお金を出すなんて価値観はなかった頃か。

女子でかつ引率経験がある人となると、安仁子に協力をお願いするのもありだったかも。とはいえ彼女は関東大震災で奉仕活動をして表彰されたそうなので、そうしたボランティア活動で忙しかったのかも。

二階堂先生を呼んだら……と思ったけど野口くんに夢中になっちゃうか。

今回のメイン

他の人より背が高く、ひとたび走れば大活躍。

誰が最初に言ったのか、付いたあだ名は化け物と、乙女の心を傷つける、不届きものがまたひとり。

今回スポットライトが当たった人見絹枝さんは、背の高さや運動神経の良さから周りの人に化け物扱いされる心やさしき人。もともと文学少女だったこともあって中身は乙女でした。

その彼女がシマ先生の遺志を継いで、日本女子スポーツの隆興の先駆けとしてオリンピックに参加することになりました。

オリンピック前の大会では世界新記録を出して挑んだ100m走、結果はまさかの4位。メダル確実と目されていたのに、本人も悔しさで涙が止まりません。

「女子スポーツの先駆けとしてオリンピックに出場した私が負けたまま帰ったら、これからの女子スポーツの道を閉ざしてしまうかもしれない」と800mに出場することを決意。

野口くんたちと作戦を立て、走ったことのない800m走で栄光の銀メダルを獲得しました。

その後は命を削りながら日本の女子スポーツの発展に貢献し、25歳の若さでその生涯を閉じました。

……人見さんが主人公の映画とか作って欲しいくらいですね。

心無い言葉を投げつけられながらも、懸命に走り抜いて実力で罵倒を賞賛に変えるなんてまさに主人公。

今回一番ひどいこと言ってたのはまーちゃんでしたね。でも背の高さを気にしている人見さんと写真を撮るときに、仲間に持ち上げてもらって自分の背を高く見せているあたりは意図しない優しさかも。写真の中では背の高さが目立たなくなりますもんね。まーちゃん本人はただ単に見栄を張っているのかもしれませんけど。

もともと頭が良かったからか、800mの作戦会議でも頷きながら走り方を吸収していました。

運動神経抜群、頭脳明晰、おまけに背が高いとか、設定盛りすぎじゃないですかね。

まーちゃんはお留守番

監督としてオリンピックに行こうとして会社の許可が下りなかったまーちゃんは、朝日新聞社で電報を待っていました。

人見さんの100mの結果で落胆し、800mの銀メダルで沸き立つ様子に興奮が伝わってきました。今みたいに映像ですぐ観れる訳じゃないので、まさに手に汗握りながら祈るように待っていたのです。

陸上派の河野さんとまーちゃんが手を取り合って喜んでいる姿も良かったです。陸上、水泳で対立していた彼らが競技の隔たりなく喜びを分かち合うのが素敵。

そのあと水泳へのプレッシャーが……と愚痴を言うまーちゃんも「らしさ」があっていい感じです。

まとめ

人見絹枝さんのストーリーを軸に、田畑政治が引っ掻き回してうまくバランスを取っている感じでした。

次回は金栗四三さんのお兄さん、実次さんが東京に来るみたい。

次回のサブタイトルは「替り目」。志ん生がやっていた落語からですね。落語のタイトルは作中にもよく出てきますね。

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