いだてん34話感想「226」ラトゥール可愛すぎ問題

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おもてなしの心

とどでございます。

おっさんに対して可愛いと言うのはだいぶ失礼な気もしますが、今回はラトゥール会長に癒されました。

前半の二・二六事件で胃が重くなってからのラトゥールおもてなしでほっこり。これが……これがギャップ萌え……?(違)

当時オリンピックといえばヨーロッパだったので、彼らから見てアジアの端っこにいる日本まで行くのは大変なこと。多分アメリカのロサンゼルスでの開催だって文句が出てたと思います。

だからと言って東京の様子を見てもらう前に考慮から外れてしまうのはちょっと悲しいので、今回見てもらえてよかったですね。

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今回のサブタイトル

今回のサブタイトルは『226』。まんまあの事件です。1989年に公開された映画のタイトルです。映画の中では首謀者の一人である野中四郎を萩原健一さんが演じていました。

いだてんだと高橋是清を演じているので、やる側とやられる側の両方を演じたことに。

今回のやられるシーンでは萩原さんは映ってませんでした。話だけで聞いたまーちゃんと同じように「えっ……」という感じ。

二・二六事件は1400名あまりの兵が動いた恐ろしいクーデターでした。当時の陸軍では思想を持った派閥がいくつか存在し、その一派である皇道派がこの事件を起こしました。

これが首都で起こったのだから恐ろしいですね。ちょっと仕事がうまくいったし、朝まで飲もうぜ! なんつって飲んで帰ってたら叛乱軍が歩いてました、とか夢か現実か分からなくなりそう。Twitterで拡散しても嘘松扱いされそうです。

朝日新聞社も襲われた

朝日新聞も二・二六事件の影響で襲撃を受けました。

「代表者を出せ!」と緒方編集長が連れて行かれてしまいました。緒方さんは覚悟を決めてついて行きましたが、撃たれそうになってくるりと回避するのは見事。

東京にあった他の新聞社も襲われたようで、情報が漏れて大混乱になるのを防ぎたかったのでしょうかね。結局第一報が伝えられたのはその日の夜だったとあとで言ってましたし。

高橋是清が襲撃を受けたことを知らされたまーちゃんは銃剣を持った兵士に突っかかりました。いや、銃を持った相手に向かっていくとか怖すぎ! 怒っているからって、震えて体は動かないなぁ……。

オリンピックの写真を踏んづけられたのも怒り要因だったのかも。

なんで高橋是清も襲われたの?

諸説ありますが、大蔵大臣だった高橋是清が陸軍の予算を削ろうとしたから、という説があります。

1936年といえば、1929年の世界恐慌の影響をまだ引きずっている頃。高橋是清は政府の支出を抑えるため、陸軍の予算を削ろうとしたのですが、これが二・二六事件を起こした青年将校たちに火をつけてしまったみたい。

陸軍の予算は海軍に比べて少なかったみたいで、それも不満の材料になっていたとかなんとか。特に陸軍と海軍は仲が悪かったので、「なんであいつらより予算が少ないねん! さらにそこを削るのはおかしいやろ!」と溜まりに溜まった気持ちが爆発したようです。

仕事辞めますか? オリンピックやめますか?

朝日新聞社が陸軍に占拠されて仕事するのが大変な状況になったまーちゃん。

それでも東京オリンピックの招致委員会から呼び出しがかかってしまいました。クーデター真っ只中でも東京オリンピックのことを忘れない嘉納先生はさすがです。

家で準備をしながらテンパってるまーちゃんを見ていると焦りが伝わってきました。毎回タバコを逆に置くのも芸が細かくていい感じ。

「仕事を選ぶのか、オリンピックを選ぶのか。政治部なんて言って政治に片足突っ込んでるからおかしなことになる」なんて悩んでいると、奥さんが「やめたら?」とポツリ。

新婚旅行にも行けてないし、いつも忙しそうだし、片方選んでくれたら時間を取れるから、なんて乙女心を感じます。

こうして振り返ってみると、まーちゃんは結構なワーカホリック。お昼は政治部の記者として働いて、夜はオリンピックの記事を書いたり招致委員会の活動をしたり。ロサンゼルスオリンピックについて行って何週間もいなくなったり、東京オリンピック招致のためイタリアにムッソリーニに会いに行ったり、オスロまで駆けつけたり。

まーちゃんが結婚したのはロサンゼルスオリンピックのあとでしたが、ヨーロッパに行っている間奥さんは一人で家を守ってたことを考えるとなかなか寂しいですね。

それでもオリンピックを

オリンピックの招致委員会に駆け込んだまーちゃん。

「あんたこんな状況で本当に東京オリンピックなんてできると思っているのか!? 俺は怖い!」と嘉納先生に気持ちをぶつけました。

銃を突きつけられて、銃床で殴られてますもんね。そりゃ怖いよ。

でも嘉納先生は「『やれるか』とか『できるか』とかじゃない、やるんだよ!!」と決意は変わらない様子。心強いです。

ただこんな状況で日本に来たらラトゥールびっくりしませんかね?

クーデター自体は3, 4日で鎮圧されましたが、その後の戒厳令(7月まで続いたらしい)でピリピリした所にやってくるのは中々怖いです。

でもちゃんと来てくれたラトゥールさんはガッツがあります。

清さんきた!

戒厳令をくぐり抜けてラトゥールの東京観光を案内できる人物、それは……車屋の清さんでした。久々の登場です。

まずは神宮の競技場から。競技場では足袋を履いたマラソンランナーを見て「カナクーリ!」と興奮するラトゥール。結局あとで本物のカナクーリが走っているところに行きあいました。こういう演出好き。

神宮競技場は5万人しか収容できない、なんて副島伯爵が伝えたところ、「大事なのは広さじゃない、市民の心だ」といい事言うラトゥール。

その言葉通り、裏道として下町を通った際には、子供達が楽しく遊んでいるのを見て「これがオリンピックだ!」とテンション上がってました。「オナカ スイタ」という空腹の訴えに清さんが渡した日の丸弁当も箸を上手に使って「オイシイ!」とにっこり。

今回はラトゥールで癒されました。かわいい。

日本語わかんないのに落語に連れて行かれちゃうのもいいですね。周りの様子を見て、「あ、今笑うところかな」「ここは笑……あ、笑わない感じか」みたいに表情をコロコロ変えているのがまたかわいい。

四三さんも東京へ

前回、手紙を置いて東京に向かった……と思いきやまだ熊本にいた四三さん。日和って一度家に戻ることにしました。

家に戻ったら、東京が大変なことになっているとのラジオ放送に夢中になる家族たち。スヤさんからも「ご飯はそこ」とぞんざいに扱われます。ちょっと悲しい。

ご飯のあとは、嘉納先生からの手紙が来たことを告げ、東京でオリンピック招致に尽力することを伝えました。

「やるなら最後までやってこい」と幾江さんから励まされましたが、幾江さんは本心では寂しがっていた様子。自分の息子には先立たれ、よく一緒にいた実次も病に斃れ、義理とはいえ最近は一緒にいれるようになった四三さんがまた東京に行っちゃうのが寂しい、なんて泣きながら言うもんだからこっちもちょっと泣きそうになりました。

これを聞いた四三さんは「おかあさーん」と子供達の前で抱きしめました。あそこまでぎゅっと行くとは(笑)

先週柔道の世界選手権を見ていたからか、なんか寝技みたいだなーなんて思いながら見てたら次のシーンでラトゥールが寝技をかけられていました。完全に心を読まれたよ。

柔道で嘉納先生の心が通じたのか、最終的に「オリンピックはアジアにくるべき」とまで言ってくれました。リップサービスでも嬉しいもんですね。

まとめ

二・二六事件と、その後のラトゥールへのおもてなしでだいぶ落差のある回でした。

来週はベルリンオリンピックのようですが、次回予告で「金栗さんですよね?」と言ってる女性の声がシマちゃんのような感じでびっくりしました。シマちゃんなのか、あるいはシマちゃんの娘さんなのか、来週が楽しみ。

次回のサブタイトルは『民族の祭典』。1938年に公開されたドイツ映画で、原題は「Olympia」。ベルリンオリンピックを題材にした映画です。

それが日本で公開されるときに民族の祭典と訳されたそうな。

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