授業の効率を上げるポイントは予習! 前もって疑問点を出そう 2016 10/11 Updated 2018.03.10 2016 10/11 Published 2016.10.11 / とど \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 授業の効率を上げるポイントは予習! 前もって疑問点を出そう とど B! リンクをコピーする 「予習、復習をしよう!」というのはよく言われる話ですが、実際に習慣として身に付いている人は少ないかと思います。小学校の頃に言われてそれっきり、という方も多いのではないのでしょうか。 多くの方がやっていない事だからこそ、あなたがリードを広げるチャンスです。この予習のメリットについて見てみましょう。 目次 1. 予習は疑問の洗い出し1.1. 問題が解けたら1.2. 問題が解けなかったら2. 初見で臨む授業はもったいない3. まとめ 予習は疑問の洗い出し そもそも予習って何をすればいいのでしょうか。予習とは、予め(あらかじめ)習うという言葉の通り、前もって勉強しておくことです。 授業の予習であれば、次の授業で扱う内容を勉強しておくのが予習です。例えば数学なら、次の授業で扱う範囲の例題や問題を解いてみる、というのが予習になるでしょう。 問題が解けたら このとき、問題を解けることもあるでしょうし、解けないこともあるでしょう。問題を解けた場合は、それはそれでいいことです。 次の授業で、同じ箇所の説明を先生から聞くことにより、自分の考えが合っていることを確認でき、記憶も強化されるでしょう。なぜならあなたは2回、その部分を勉強しているのですから、記憶に残りやすいのです。 仮にあなたの考えが先生と異なっていたとしても、その場で修正することができるでしょう。これにより、テスト勉強で苦しまずに、着々と知識を蓄えることができるはずです。 問題が解けなかったら 問題を解けなかった場合は、そこで終わらせないで、もう一歩だけ踏み込んでみましょう。どういう部分が分からなかったのか、明らかにしてみるのです。 例えば数学で、次の授業では2倍角の公式が出てくる場合を考えてみましょう。予習としては、教科書の説明や、例題を読んでみたり、公式の導出を自分でやってみるということが考えられます。 そもそも何故2倍角の公式を使う必要があるのか、という所が分からなければ、次の授業ではそこを重点的に聞くようにすることで、理解が進むでしょう。多くの先生は、教科書に書かれているから教えるというのではなく、なぜそれを使うのか、というストーリーを含めて説明するのが上手です。そのため、そのストーリーの部分をよく聞くようにする、という方針が生まれますね。 次に、公式の導出過程が分からない場合は、その前の加法定理が理解できているかを確認することが考えられます。2倍角の公式は、加法定理がベースになっているので、ベースの部分を固めるのが大切になります。そこで、次の授業までに、加法定理をおさらいしておくと、授業時にその導出を先生がやっていても、理解しやすいでしょう。 例で挙げた数学に限らず、以前習った知識がベースになっていることは多々ありますよね。そうした意味でも、前の段階に戻って確認する、というのは大事なことです。 このように、どこが分からないかによって、次の授業で重点的に聞くべきポイントが変わります。そのポイントを見つけておくのが予習の役割です。 そして、このようなポイント、疑問点を事前に洗い出して授業に臨む人はそう多くはないはずです。つまり、予習によって、同じ授業時間での効率が大きく変わり、その分だけあなたはリードを広げることができるのです。 初見で臨む授業はもったいない 予習しないで臨む授業は、初見で挑むアクションゲームのようなものです。どこにどんな敵がいるか分からないで進めるのは、結構勇気がいるし、技術も要求されます。しかし予習をして、敵の配置や穴の配置を知っておけば、安心して進めることができます。 授業は、あなたが分かっていようと分かっていまいと、先生のペースで進められることが多いです。これはアクションゲームでいう強制スクロールのステージです。敵をどうかわすか、穴をどう飛ぶか。それを考えている間に、どんどん置いて行かれて壁に挟まれてしまうこともあるかもしれません。 授業で置いて行かれてしまうのは、もったいないし、悲しいことですよね。そうならないためにも、事前に敵の配置や穴の配置、つまり疑問点、分からない点を押さえておきましょう。 まとめ 予習のメリットは、授業で重点的に聞くべきポイントを洗い出せることです。これにより、同じ授業時間でも理解の進み、つまり勉強の効率が大きく上がります。いきなり全部の授業の予習をするのは難しいでしょうから、まずは1教科だけでも予習する癖をつけてみましょう。