適度な休息は効率の改善につながる! 休む力を身に付けよう 2016 09/26 Updated 2018.03.10 2016 09/26 Published 2016.09.26 / とど \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 適度な休息は効率の改善につながる! 休む力を身に付けよう とど B! リンクをコピーする 週休8日くらいあればいいのになーなんて思いながら、週末を心待ちにして働く、そんな人も多いはず。現実はなかなか休みを取るのも難しいかもしれません。 しかし、休むことも立派な能力のひとつなのです。ここでは、その力を「休む力」として考えてみたいと思います。 目次 1. 「なんとなく気分が乗らない……」2. 心と体をメンテナンスする3. 休むことはエネルギーを補給すること4. 休む力とは、休める状況を作る力5. まとめ 「なんとなく気分が乗らない……」 時にはこんなことを思うことがあるかもしれません。なんとなく気分が乗らないというのは、集中力が低下している状態です。 集中力が低下すると、仕事や勉強の効率が下がってしまいます。効率が下がれば、モチベーションまで低下していき、さらに気分が乗らない状態へと移っていきます。こうなると、負のスパイラルに入ったも同然で、どこかで歯止めをかけない限りはずるずると引きずってしまいます。 ここで歯止めをかけてくれるのが休息や休憩なのです。適度な休息、休憩は疲労を回復させ、集中力の過度な低下を防いでくれます。学校の休み時間は、頭の疲れを回復するための時間とも言えますね。 仕事の場合は、なかなかこうした休憩時間を取ることは難しいかもしれませんが、時間を見つけて一息つくと効率の低下が防げます。 あまりに疲れがたまっているときには、10分程度の休憩では回復しないかもしれません。そんなときは、思い切って休むことも大切です。 心と体をメンテナンスする 風邪などのあからさまな体調不良の場合は、無理せず休むべきです。風邪だと他の人に移す可能性があるため、周りの人にとっては、あなたが無理する方が大変です。 出勤すること自体は大切なことですが、その勤務時間の生産性が低下してしまっては、あなたにとっても、会社にとってもいい結果にはつながりません。 生産性を上げるためには、前向きに休暇を取ることも必要だと私は考えています。あなたがデスクワークをしているのであれば、スポーツや旅行で気分転換するのもいいでしょう。あなたが体を動かす仕事をしているのであれば、映画を見に行ったり、家でゆっくりするのもいいでしょう。普段の活動とは別の活動でリフレッシュし、心と体の調子を整えてから仕事に戻ることで、生産性が向上するはずです。 疲れたまま仕事をしている状態は、MPがなくなっているのにレベル上げを続けているのと同じような状態です。MPがあればイオナズン1発で敵を倒せるのに、MPが切れてしまったばかりに数ターンかけて敵を倒しているようなものです。 敵にやられるまでいかなくても、効率はあまり良くないですよね。なので、MPが切れそうになったら宿屋に泊まって回復する、というのはドラクエでも現実でも必須の戦略なのです。 休むことはエネルギーを補給すること お腹が減ったらご飯を食べる、というのと同じように、疲れたら休む、というのが必要です。無理したところで、いい結果にはつながりません。 私も新卒で会社に入った頃は、有給休暇を取るのが怖くて使えませんでした。当時土曜日の勉強会に(強制)参加していたため、振替休暇がたまっていたのもあり、その年に支給された有給は殆ど使わずに消えちゃったんですよね。 上司が休みを殆ど取らない人だったので、中々「休みたい」と言い出せない雰囲気でした。恥ずかしいことに、自分が休むことは悪いことだと思っていたのです。(他の人が休むのは気にしなかったのにね。) それからも、炎上プロジェクトの火消し要因に駆り出されたり、休みづらい状況になったりといろいろありましたが、そんな今だからこそ、はっきりと言えます。 無理して仕事をするくらいなら、無理してでも休みを取るべきです。エネルギーが切れてしまったら、心や体がやられてしまいます。そうなる前に、思い切って心と体のエネルギーを補給すべきです。補給は大事。 休む力とは、休める状況を作る力 そうは言っても、それだけでは仕事は簡単に休めないことが多いでしょう。そこで重要になるのが、「休める状況を作ること」です。 よほど忙しい状況でない限りは、休みたい日を先に伝え、その日の分の仕事を前倒ししておけば、大抵の上司であればOKしてくれるはずです。このとき必要なのは調整ですね。 同じ部署の人と休む日程の調整を行い、お互いにカバーし合う、というのもいいと思います。たまにはこういう日を作っておくと、メリハリも生まれてきます。 もし忙しい状況の場合は、交渉力も必要になってきます。 忙しい時は、1時間でも惜しいもの、ましてやお休みなんて……、と思ってしまいがちですが、そんな時こそ休みは確保すべきです。なにも平日に有給を取るとまで言わなくても、土日の休みは確保すべきでしょう。忙しい時には土日を返上してでも……なんて考えるのではなく、土日こそ気持ちを切り替えてしっかりと休んで、英気を養うことを考えましょう。 土日出てくれ、と言われたときに、疲労の蓄積による集中力の低下、生産性の低下、そして代替手段を論理的に説明し、交渉に持ち込めれば、休める確率は上がるでしょう。倒れてしまっては元も子もないのです。 また、土日に出勤するとなると、頭のどこかで時間の余裕が生まれた、と感じてしまいます。この余裕が曲者で、これにより、作業に対する集中力はかなり低下してしまうのです(経験談)。ですので、仕事をする日に思いっきり頑張って、休む日は全力で休むべきです。 まとめ お休みは与えられるものではなく、自分で確保していくものです。そのためには、調整力だったり、交渉力のような休むための力も必要になります。あなたの心と体の健康を守るためにも、休む力を伸ばしていきましょう。