昨日の自分からレベルアップ

暗記するときに声を出すのは王道だけど、もうちょっと深めてみる

    
信長の怒り
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暗記するときに声を出すのは王道だけど、もうちょっと深めてみる
信長の怒り

「何かを覚えるときは、黙読するだけじゃなくて、音読するといいよ!」

というのはあなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。目で見るだけでなく、音で聞くことでも情報が増えるため、音読することはとてもいいことです。

ですがそれで終わっては、このページは2、3行で完結しちゃうので、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。

「ここまでやるの?」なんて方法を紹介していますが、上に行く人たちは結構「ここまでやるの?」ってくらい突き詰めていることが多いです。

ので、彼らの姿勢に学びつつ、いろんな方法を取り入れてみましょう。変な方法しか思い付かなかった訳じゃないですよ、ええ。

忘れちゃいけない音読の効果

音読の効果についておさらい。

例えば、あなたが歴史の教科書などを用意して、音読していたとしましょう。このときあなたが行っているのは、以下の行動です。

  1. 教科書の内容を目で見て読み取る
  2. その内容を頭で理解する
  3. 理解した内容を口から音声として発する
  4. 発した音を耳で聞く

情報を取り入れるインプットの行動と、情報を発信するアウトプットの行動、両方を行っているのです。目で見ているときはインプットの行動(上の2番)までですから、音読のときは2倍の行動をしています。

さらに、アウトプットする際は、その内容を頭の中で整理しなくてはなりません。これによって、「声を出そうとしている内容について考える」という行動が発生し、記憶にも残りやすくなります。

音読の力ってすげー!

でも声を出すのは恥ずかしい

音読最大のデメリットは、声を聞かれたら恥ずかしいこと。例え家族であっても、恥ずかしいもんは恥ずかしいのです。

また、マンションに暮らしている場合は、隣人への迷惑になる可能性もあるので、うかつに声を出せないかもしれません。そうなると、音読しながら勉強できる場所を確保するのが大切です。

声を出せる場所の例

自分の部屋があるなら、周りに迷惑をかけない範囲で声を出せます。

自分の部屋が無いなら、お風呂などで声を出すのもいいかもしれません。教科書は湯気でふやけますが、教科書なんて汚してナンボです。大事なのは使う事です。

「お風呂だって声が筒抜けだし、家だと場所がないよー!」という方は、次に紹介するカラオケがおすすめです。

カラオケで音読(シャウト)

ストレス解消を兼ねて、カラオケで音読(シャウト)するのもアリです。

例えば、1582年の本能寺の変について覚えたいときは、マイクに向かって教科書の内容を音読します。最後に信長の気持ちになって、「光秀コノヤロー!」と彼の怒りをシャウトで代弁。

こうすると、ストレスも解消するし、音読もできるしで、一石二鳥です。

周りが……

周りが気になるって?

いやいや、隣の個室の音を聞いてごらんなさい。あれだけ音を外していながら堂々と歌っているではないですか。みんな自分が歌うことに夢中なので、あなたが「光秀コノヤロー!」しているところは気にしてません。

思いっきりやることに意味があります。さぁ、お腹の底から声を出して叫ぶのです!

ちなみにこれ、友人と一緒にやると、お互いの叫んでいる姿も印象に残るので、さらに覚えやすくなります。

シャウト以外にも

シャウトの他にも、好きな曲の歌詞に、教科書の内容をのっけるというのもアリです。これなら、他の人が聞いても「そういう曲なのかー」と思うだけです。

好きな曲のメロディに合わせておくと、その曲を聴いたときに自然と覚えた内容が思い出せるのです。

カラオケを使うデメリット

ただ、カラオケを使うデメリットとして、お金がかかることは忘れちゃいけません。

あまり頻繁に使うと出費がかさんでしまうため、お財布と相談しつつ、気分転換も兼ねてたまにやってみるくらいがちょうどいいです。

友達と劇を作る

劇でも漫才でもコントでも。

教科書の内容を実際に演じてみるのも効果的です。劇の場合、体を使って表現することにもなるので、さらに記憶の強化につながります。

演じると言っても、テレビドラマのレベルまで本格的にやらなくても大丈夫です。本格的にやりすぎると劇を作るのも演じるのも時間がかかるので、劇の長さの目標は2、3分です。

休み時間なら多少声を出しても迷惑にはならないと思うので、そこでできるくらいが理想です。

私のところは公立だったので、休み時間も和気あいあいとしてたのですが、「うちの学校、休み時間もみんな黙って勉強してるんです」という学校だったら、休み時間にやるのは空気を読んで慎んだ方が無難ですね。その場合は放課後に空き教室でも借りましょう。

劇の例

本能寺の変だったら、織田信長と森蘭丸、明智光秀辺りに分かれて、いくつかセリフを作ってその場面を演じます。なんなら一人二役でもOKです。

さらに、他の友人に見てもらうと、彼らにとっても印象に残るはずです。上手く笑いを取れば、それもひとつのエピソードとして記憶に残りやすくなります。

空き教室を借りてみたり

部活などが休みで時間を取れるなら、放課後に空き教室を借りてやってみるのもいいでしょう。

先生との交渉が必要であれば、

「演劇を通して、教科書に書かれた歴史の一場面を追体験することで、その出来事に関わった人物の心情をより深く理解したいと思っています。そのため、時代背景の研究・考証、およびその実演を行いたいので、空き教室をお借りできますでしょうか」

くらい言えば、先生も快く教室を貸してくれるはずです。まぁここまで言わなくても、

「声を出しながら勉強したいから、他の人の迷惑にならないように空き教室を貸してください!」

で十分ですね。声を出す勉強法なので、静かに勉強している他の人の迷惑にならないようにする、というのだけ気を付けましょう。

まとめ

声を出して音読する勉強法について、もう少しアイディアを足してみました。自分の喉を使ったり、体全体を使ったりすれば、より強く記憶に残るようになります。

もじもじして恥ずかしがらず、思い切ってやってみることに意味があります。勇気を出してレッツ音読!

Comment

  1. […] 音読する勉強法のメリットについては、『暗記するときに声を出すのは王道だけど、もうちょっと深めてみる』のページでご紹介しました。これを書いていて思い出したのが、音読した […]

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