1つの教科を極めて成功体験を作り、その勉強方法を応用する 2016 10/25 Updated 2018.03.10 2016 10/25 Published 2016.10.25 / とど \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 1つの教科を極めて成功体験を作り、その勉強方法を応用する とど B! リンクをコピーする 現代文、古文、漢文、数学、英語、物理、化学、生物、地学、現代社会、政治経済、倫理、世界史、日本史、地理、といったように、センター試験の科目を考えるだけでも、高校で学ぶ教科はたくさんあります。 時間が限られている中で、全てではないにしても、これだけのことを勉強するのはかなり大変です。効率よくやらなければ、とてもじゃないですが間に合いません。 そこで、効率を上げる1つのやり方として、1つの教科をまず極める、という方法があります。1つの教科を極めることで、成功のイメージをつかみやすく、また、極めたときの勉強方法を他の教科に応用できるのです。 この極めたときの勉強方法は、あなたが1度成功しているやり方なので、多少の調整は必要だとしても他の教科の勉強効率は大きく上がります。 目次 1. 軸を作る2. 試行錯誤が必要3. 勉強方法をリストアップ4. 成果を確認する5. 他の教科の勉強をやらなくていい訳ではないです6. 教科ごとのチューニングも必要かも7. じれったさがデメリット8. まとめ 軸を作る 1つの教科を極める、というのは、軸を作ることにも似ています。何か1つでいいので、あなたが1番興味を持てる教科の勉強を極めてみましょう。 興味という観点で選ぶのが難しければ、勉強していて苦痛でないもの、1番抵抗が無い教科を選びましょう。その教科について、他のどの教科よりも点数が取れるようにします。 理想を言えば、その教科なら学年トップクラスを狙えるくらいまでになれると尚良いです。そのレベルまで行くと、あなたにとってその教科は、軸と言えるものになります。 その時上手くいった勉強方法を他の教科の勉強に使うのです。 試行錯誤が必要 あなたの中で1番点数を取れるレベル、学年トップを狙えるレベルになるには、ある程度の努力、試行錯誤が必要になります。 あなたの今までの勉強方法、スタイルを変える必要があるかもしれませんし、その中で、あなたに合っている、合わない勉強スタイルに行き会うかもしれません。 そうした試行錯誤を重ねることで、だんだんと、あなたの勉強法が確立されていきます。 勉強方法をリストアップ どんな勉強方法があるのか、先生や友人に聞いてもいいですし、インターネットで調べるのもいいでしょう。 ここでもいくらか勉強方法を載せていますし、他の方々も勉強方法を数多く公開しています。数ある勉強方法を調査するのも、試行錯誤のうちです。 そうした勉強方法をリストアップし、実際にやってみて、合う、合わないをメモしていくといいでしょう。メモやノートなどに残しておくことで、ぱっと見てすぐ思い出すことができます。 ある程度の勉強方法を試してみたら、今度は自分に合っている勉強方法のみを使って勉強していきましょう。 成果を確認する その勉強法が上手くいっているかどうかは、あなたが選んだ教科のテストの点数という形で確認することができます。上手くいっていれば点数も上がってくるでしょうし、逆に上手くいかなければ点数も思うように伸びないでしょう。 テスト自体の難易度も影響するので、同じテストを受けている人の中で比べる、つまり学年での順位も合わせて確認するとより良いですね。これを繰り返していくと、どんどんと上手くいった経験、つまり成功体験が蓄積していきます。 最初はもしかしたら、なかなか結果に表れてこないかもしれません。しかし、何度か繰り返していくと、ある時一気に伸び始めます。 この成功体験を1度手に入れておくことで、他の教科の勉強時に、上手くいくイメージが作りやすいのです。この勉強法は、まずはこの成功体験を得ることを目的として、1つの教科に注力する、というやり方です。 他の教科の勉強をやらなくていい訳ではないです 念のために言っておくと、1つの教科に注力するからといって、他の教科の勉強をしなくていい訳ではありません。 他の教科を勉強せず、赤点→追試のコンボを食らってしまうと、結果としてあなたが選んだ教科の勉強時間が削られてしまい、極めるまでの時間がかかってしまいます。 そのため、最低限赤点にならないレベルの勉強はしておく必要があります。なので、日々の授業でやったことの復習や、出された課題はやっておきましょう。 教科ごとのチューニングも必要かも 例えば、物理と世界史では、適した勉強方法が異なるかもしれません。計算がメインになるものと、記憶がメインになるものでは、性質が異なるためです。 そのため、教科ごとに多少の調整は必要になります。 ただ、この例ならば、物理で出てくる名前(ニュートン、ホイヘンスなど)と年代から、世界史のどの年代なのか、といった関連付けは可能です。 このように、1つの教科を極めておくことで、関連付けできる情報が増えるため、結果として対極の教科でも勉強と記憶の効率が上がっていきます。 もっと言えば、物理を極める過程では、科学者の名前を年代別に整理しておくことは非常に有利に働きます。なぜなら、多くの科学者は先人の知恵を基に、自分の考えを導入していくことで新しい理論を作り上げていったからです。 これは、歴史に学んだものと言えるでしょう。背景を知っておくことで、なぜこの公式が出てきたのか、というのも理解しやすくなるのです。 この点を考えれば、各年代や時代での人々の活動が、どのようにつながっていったかを考える世界史と共通しているとも取れますね。 そうすると、世界史では公式を使った計算をしないまでも、なぜそのイベントが発生したのか背景を考える、というやり方が応用できるのです。 じれったさがデメリット デメリットは、最初の成功体験をつかむまでに我慢が必要という点です。 試行錯誤している間は、なかなか芽が出ない期間がどうしても発生してしまいます。その期間に投げ出さないことが大切です。 これは、自転車に乗れるようになるまで、何度も転びながらもやり方を覚えるのにも似ています。途中でくじけそうになっても、1度自転車に乗ることに成功してしまえば、あとはどこまでも行くことができるのです。 まとめ 勉強の効率を上げるための1つのやり方として、1つの教科をまず極めるという方法を紹介しました。 1度成功体験を手に入れれば、他の教科の勉強に対してもその方法を応用することができます。