WordPressのカスタマイズにこだわり過ぎると泥沼にはまる 2016 12/22 Updated 2018.03.10 2016 12/22 Published 2016.12.22 / とど \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする Wordpressのカスタマイズにこだわり過ぎると泥沼にはまる とど B! リンクをコピーする WordPressのカスタマイズ、やってみると奥が深くて楽しいんです。 が、こだわり出すと、とんでもない時間が吹っ飛んでいきます。(経験談) 私は元々IT業界の技術者畑出身で、気質が技術者気質のためこういうテクノロジーをがっつり極めたくなるのです。 時間を気にしないのであればこれでもいいけど、そもそも人に見てもらってない状態でWordpressをごりごりカスタマイズしていても、「そんなの誰も気にしてないよ!」ってなる訳で。 もしこれからブログを作ろうとしている人がいれば、最初は配布されているテーマを使った方が楽です。間違いなく。 「テーマ? 要らないねぇそんなものは」って人や、「Wordpressで私だけのオリジナルなブログを作りたいんです!」って人は、時間がかかるのを覚悟の上で手を出してみるといいかもしれません。 目次 1. WordPressにはHTML+CSSの知識も必要だった2. 確かに勉強になったんだけどね……3. オリジナリティを出す意味ではアリだと思う4. WordPressを使うこと自体は超おすすめ5. どうすれば良かったのか6. まとめ WordPressにはHTML+CSSの知識も必要だった WordPressを導入すれば、あたかも簡単にブログが作れますよ! みたいな言葉が溢れていますが、ある意味で正しく、ある意味では間違っています。 ブログを作るために既存のテーマを使う、というのであれば、多分簡単にブログが作れます。これを勘違いして、自分でテーマを作るのが簡単です、なんて思ってしまうと痛い目を見ます。ええ、私のことです。 自分でテーマを作るにあたって、大事な前提があります。その前提とは、HTML+CSSの知識があること。 「HTML? CSS? 何のことです?」 ってレベルなら、何も考えずテーマをダウンロードしてきましょう。無料で使えるテーマもいっぱいあります。 私の場合は、小学校だか中学校の授業で、ホームページビルダーを使ってHTMLに触れたぐらいでした。そんなレベルでよくWordpressのテーマ自作に手を出そうと思ったな、と今なら思いますが、当時は「やってやるぜ!」と息巻いていたのです。 WordPressは、HTML+CSSの知識がある人が、もっと楽をするために使うもの。もっと言えば、自分でWordpressのテーマを作れるのはHTML+CSSの知識がある人ってこと。 知識が無い人が自分でテーマを作るのは無謀です。レベル1でカンダタに挑むくらい無謀です。 確かに勉強になったんだけどね…… うん、確かに自分でテーマを作るのは勉強になりました。コーディングで目に見えるところを作るのは楽しいし、ちょっとしたズレなんかを見ると直したくなるし。 意図した通りにページが表示されるのはうれしい。 でも、やっぱり時間がかかる訳です。時間は一番貴重な資源です。使っちゃった時間は取り戻せませんからね。 だからこそ人はお金を払ってでも時間を買おうとするのです。学生時代は「そんなことないっしょー」みたいに思ってましたが、社会人になると、この感覚が自然と生まれてきますね。なぜ先輩たちがそう言うのかを実感しました。 ジカン、ムダヅカイ、イクナイ。 オリジナリティを出す意味ではアリだと思う 全くの無駄だったかと言えば、そうでもないと思ってしまうのが人情。無理やりにでも良かった点を洗い出してみます。 時間がかかったのは良くなかったけど、オリジナリティを出す意味ではテーマの自作は良かったと思います。 無料で使えるテーマの一番のデメリットは、人とめっちゃ被ること。 テーマをダウンロードしたそのまま使っているブログも良く見るんですよね。んで、「あれ? この人のブログ前見たかな?」なんて思っていると、タイトルが違ったり。ああ、別の人だったのね、なんてここで気付く訳です。 自分でテーマを作っていれば、「あ、この人ちょっと違う」と記憶の取っ掛かりになるんじゃないかな。デザインの良し悪しは置いといて。 コストに見合っているかと聞かれたら、「見合ってないよー」と正直にお答えします。ええ。 WordPressを使うこと自体は超おすすめ WordPressは、自分でテーマを作ろうとしない限りは簡単に使える優れものです。 無料ブログは簡単に使えることは使えるんだけど、提供している会社の意向で突然サービスが終了、書いた記事も全部パァ、みたいな悲劇も起こるらしいので、私はおすすめしたくないです。 なので、ドメイン取得しちゃって、サーバーも借りて、Wordpressをインストールして、テーマを置けば、もうすぐにでもブログを書き始められます。 1日2日あればできると思います。もう少しかかるにしても、私が無駄に使った2週間よりはるかにマシです。 今やいろんなサイトでこの手順を公開してくれてるので、先人の知恵をありがたく使わせてもらいましょう。 どうすれば良かったのか 無料のWordpressテーマをダウンロードして使いつつ、ちょっとしたカスタマイズを通してHTML+CSS、そしてWordpressの知識を得ていけば良かったと切に思います。 この方法のいいところは、ブログの記事を書きながら勉強していけること。ブログの記事を作っていれば「よし、ちゃんと頑張ってるブログだな」ってGoogle先生に思ってもらえますし。 私の場合は、ブログの記事が無い状態でテーマづくりに取り組んじゃったので、「あれ? この人やる気ないのかな?」なんて思われちゃった訳です。それが『ドメインを取ってペラ1ページで放置したら手動による対策を受けた話』にもつながっていきました。 まとめ WordPressのテーマ自作はいばらの道です。そういう仕事をしたことがあればすぐ出来るかもですが、素人が手を出すとこうなる、という例を挙げました。ええ、経験談です。 時間は限られているので、自分が力を注ぐところを見極めないといけないのです。