時間管理のためには、最初に目標設定をしておくのが大切 2016 08/17 Updated 2018.03.11 2016 08/17 Published 2016.08.17 / とど \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 時間管理のためには、最初に目標設定をしておくのが大切 とど B! リンクをコピーする 時間管理は目標からの逆算が必要ですので、まずは目標を設定することから始めましょう。目標を決めるということは、旅の目的地を決めるのと同じくらい大切なことです。 目次 1. 目標までの期間2. 目標の難易度3. アウトプットしておこう4. 何度もアウトプットしてみる5. 参考文献 目標までの期間 目標を考えるにあたっては、長期的な目標、中期的な目標、そして短期的な目標を考えることが大切です。 中期的、長期的な目標は、年単位、あるいは10年単位での目標です。 例えば、10年後に自分はどうなりたいのか考えて目標を立てる、人生の夢を思い描く、といったように、長い時間がかかるような青写真、構想が長期的な目標に該当します。 10年後の自分を見据えて今年1年の目標を立てる、2ヶ年計画のプロジェクトの目標を立てる、といったように、長期的な目標を達成するための途中段階、マイルストーンが中期的な目標と言えるでしょう。 これに対し、短期的な目標は、日々の生活や1週間といった短い周期の目標です。 例えば、10年後の目標としてピアニストになることを考えているのであれば、1週間のうち、30時間はピアノの練習を行う、といったものが短期的な目標です。 目標を考える場合、上記のように、まずは長期的な目標を立て、それを細分化して中期的な目標、短期的な目標を立てていくのがベストです。 これらの目標をベースに、中長期的なスケジュール、短期的なスケジュールの計画を立てていきましょう。 目標の難易度 どれくらいの難易度の目標を設定すべきでしょうか? 長期的な目標や人生の夢であれば、あなたの熱い想いによって決めるべきだと思います。 どうしても達成したい! という強い想いがあれば、それを目標に設定することで大きな原動力となります。 短期的な日々の目標、中期的な年単位の目標などであれば、上記の長期的な目標、夢を達成するのに必要なステップを設けるのが良いでしょう。 このステップは小さくても良く、「もうちょっと頑張ればできる!」くらいの目標であれば、無理なく達成していけます。 例えば、ゲームの場合を考えてみるとイメージしやすいかもしれません。 人々を苦しめる魔王を倒すことが目標であるとします。 ただこれだけあっても、どうしていいか分からなくなってしまいますね。 ゲームでは、最終的な目標を達成するために、小さな目標が設けられています。 魔王の城に行くためには、空を飛ぶ乗り物が必要。 空を飛ぶ乗り物を作るための道具は、海に沈んだ洞窟にあるアイテムが必要。 海に沈んだ洞窟に入るには、古代人の遺跡にあるアイテムが必要。 古代人の遺跡に行くには船が必要。 船を入手するためには……、といった形で、最終的な目標を達成するまでに、小さな目標が敷き詰められています。 目標を作る際にイメージしたいのは上記の流れです。 ゲームのプレイヤーの立場というよりは、製作者の立場が近いかもしれません。 いきなりラスボスを倒しに行くのではなく、ちょっとずつ強くなる、ちょっとずつ目標をクリアしていく、そんな目標設定が望ましいです。大切なのは、無理な目標設定をしないことです。 アウトプットしておこう 定めた目標はアウトプットしておきましょう。紙に書いておいたり、人に宣言しておいたりなど、さまざまな方法があります。 もしあなたが手帳を持っているのであれば、手帳の最初のページに目標を書いておくことをオススメします。 手帳のタイトルよりも前のまっさらなページに、あなたの目標を大きく書いておくのです。毎日使うアイテムに書いておけば、毎日目標を確認することができます。 また、近しい人に目標を宣言した場合は、それがモチベーションにつながります。目標を達成できなかった場合に、その人に何を言われるか……といったプレッシャーを行動に昇華させることで、大きな力となるでしょう。 何度もアウトプットしてみる アプトプットした目標を定期的に確認する、のは上で述べた通りですが、それを何度も書き出してみる、という方法も有効です。 目標管理のために「自分ノート」を実践されている戸塚隆将氏によれば、『その時、その時の気持ちを反映して、再度目標を書き出』すことで、目標を体に染み込ませることができます。 書くという行為は、書く内容を一度頭で思い浮かべ、それを紙などにアウトプットする、という動作の流れがあります。この「目標を思い浮かべる」行為、つまり「目標ついて考える」という行為により、目標が自分の頭の中を通過するため、記憶に定着していきます。 また、声を出して目標を読み上げることも有効です。頭の中に思い浮かべ、それを発声することで、その音を耳で聞いて目標を再確認することができます。 これらが何度も繰り返されることで、長期記憶への定着がなされるため、より強固な意志をもって目標達成に向かうことができるでしょう。 参考文献 戸塚隆将著, “世界のエリートはなぜ、この基本を大事にするのか?”, 2013, 朝日新聞出版
Comment
[…] 時間管理と目標設定 […]
[…] 「時間管理と目標の設定」で目標に沿って計画を立てることを述べましたが、具体的にどれだけの時間を割り当てたのか、どれだけの時間を割り当てるべきなのかを把握することで、計 […]
[…] 目標の設定 […]
[…] 設定する目標の難易度については、時間管理の『時間管理のためには、最初に目標設定をしておくのが大切』でも触れているので、もしよかったらこちらもご参照ください。 […]