目標設定をするならデュマピック! 現在地の確認をしましょう

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時間管理と目標設定」では、時間管理を行うためには、まず人生の計画、目標が必要であることを述べました。この目標を設定することは旅の目的地を決めることに例えられます。旅の目的地にどうやって行くかを決めるためには、ひとつ重要なものがあります。

そう、現在地を知ること、ですね。ここでは、現在地を知ることの重要性と、そこから課題を導くことについて見てみましょう。

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目次

  1. 目的地と交通手段
  2. 現在地を知らない状態
  3. 現状を指すAsIsモデルと理想を指すToBeモデル
  4. 導かれし課題たち
  5. まとめ
  6. 参考文献

目的地と交通手段

例えば、「アメリカのニューヨーク、それもヤンキースタジアムに行こう!」と旅の目的地を決めたとしましょう。

ここで問題になるのが、どうやって行くかです。飛行機で行く? 船で行く?

あなたが今日本にいるならば、それでも良いでしょう。成田からニューヨークへ飛ぶも良し、横浜港からクルーズの区間乗船でハワイ経由で向かうも良し。

でもあなたが今いるのは、もしかしたらマンハッタンのスターバックスかもしれません。それなら飛行機や船に乗らず、地下鉄で行けます。

このように、あなたが今いる場所によって、交通手段が変わりますね。これがもし、現在地を知らないなんてことになった場合、目的地を決めること自体はできますが、目的地に行くための手段が決まりません。

現在地を知らない状態

現在地を知らないというのは、ゲームで例えるならば、デュマピックを使わずに狂王の試練場を歩くが如し、最近の例であれば、世界樹の迷宮で下画面を封印するが如し、です。

デュマピックはWIZARDRYの魔法で、唱えると自分がダンジョンのどの位置にいるのか示してくれます。WIZARDRYは3DダンジョンのRPGで、画面には地図などという便利なものは出てきません。そのため、多くのプレイヤーは方眼紙にマッピングしていたのですが、その際に現在地を知るために必須ともいえる魔法です。

熟練のプレイヤーであれば、もはやマップは頭に入っているかもしれませんが、もしテレポーターやワープで飛ばされた後だったら? 糸を持っていなかったら?

現在地を知らずして目的地には辿り着けないでしょう。書いていて冷や汗が流れるくらいのどうしようもない状況です。周りの地形を確認すれば帰り道は分かるぜ! という猛者もいるかと思いますが、結局は人力DUMAPICで現在地を把握したに過ぎません。

現在地を把握することで、目的地までのルート、手段を決めることができるのです。

現状を指すAsIsモデルと理想を指すToBeモデル

さて、旅の場合であれば、現代版デュマピックであるGPSを使えば、現在地はすぐに確認できるでしょう。今の時代は便利なもので、目的地までの交通手段は検索すればすぐに出てきます。

ですが、あなたが今考えているのは目標であり、知ろうとしているのはあなたの現状です。今どういう状態か、というものは検索して見つかるものではなく、あなた自身が考えることで見つかるものです。

能力的な目標を立てる場合なら、あなたが今何ができていて、何ができていないのか、といったモノサシから考えてみましょう。金額的な目標を立てる場合なら、前年度の売上を確認し、どんな売り方でどれくらいの売上があるのか、といった観点で現状を把握しましょう。こういった現状を表す言葉として、「AsIsモデル*1」が使われます。

これとは反対に、理想を表す言葉として、「ToBeモデル *2」が使われていますね。ToBeモデルは、こうあるべき、こうありたい、といった理想の姿です。旅の例では目的地に該当します。

これらの言葉については、IT業界で使われることが多いですが、その意味合いを考えると、今回の例にも応用できます。

導かれし課題たち

AsIsモデルが現在地、ToBeモデルが目的地です。あとはどれだけ離れているか、どうやって行くかを考えればいいですね。

例えば、前年度の部署の売上実績(AsIs)が1億円、今年度の部署の売上目標(ToBe)が1億1000万円であれば、売上を1000万円増やす、という課題が導かれます。この1000万円という数字が、現状と目標がどれだけ離れているか、という課題の大きさを表しています。

どうやって、の部分はあなたの業務にもよりますが、例えば請負案件をいくつか増やす、新規営業で販売ルートを広げる、人員を増やす、などがあるでしょう。もし売上を10万円増やす、という課題であったら、案件の単価交渉だけで済むかもしれません。

このように、旅の例と同様に、どれだけ離れているかによって、取りうる手段、考えるべき手段が変わっていきます。大事なのは、課題の大きさに応じて適切な手段を選択することです。

まとめ

ここでは、旅を例に、現在地を知ることの重要性、現在地と目的地を考えることにより、課題が導ける点を述べました。

現在地、現状を把握することは非常に重要です。なぜなら、どこに、どうやって行くかを考えるにあたって必要な基準となるからです。

どうやって行くかを解決する、つまり課題を解決することで、目標を達成することができるでしょう。この「課題を見つけ解決する」という行動が、あなたの今と、あなたの目指すべき未来を結びつける「アリアドネの糸」となるのです。

参考文献

*1 情報処理学会IS研究会編:ISBOK, ISディジタル辞典, 情報処理学会 (2012). http://ipsj-is.jp/isdic/1144/

*2 情報処理学会IS研究会編:ISBOK, ISディジタル辞典, 情報処理学会 (2012). http://ipsj-is.jp/isdic/1166/

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