みんなどれくらい本を読んでるの? 統計情報から読書量を調べてみた

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読書量はどれくらい?

みんなどれくらい読書してるんだろう?

なんて疑問を持ったことがありますが、友人に聞いたりしてみても、実にさまざま。「月に30冊読みます」っていうモンスターから、「読書? スマホ買ってからしてないなぁ……」という村人Aまで。

単純に量を読めばいいって訳でもないですが、しかし知識を深める過程で読書量がものを言うというのは事実です。

そこで、統計データを元にどれくらい本を読んでいるのか調査し、その分析をしてみたいと思います。

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目次

  1. 小中高の平均読書冊数
  2. 小学生の読書冊数に関する分析
  3. 中高生の読書冊数に関する分析
  4. 大人の平均読書冊数
  5. 大人の読書冊数に関する分析
  6. まとめ

小中高の平均読書冊数

小学生から高校生はどれくらい読書をしているのか、全国学校図書館協議会の『第62回学校読書調査』によって公表されています。

これによれば、2016年5月の平均読書冊数は以下の通りです。

  • 小学生(4~6年)……11.4冊
  • 中学生……4.2冊
  • 高校生……1.4冊

小学生、いっぱい本を読んでるなー。

過去31年間の推移では、小中学生が上昇傾向、高校生は2000年代後半にちょっと増えてまた減ってきています。高校生は平均2冊を超えていないので、ほぼ横ばいと言ってもいいでしょう。

小学生の読書冊数に関する分析

結果から分析するに、小学生の読書冊数がこれだけ多いのは、以下の理由からだと推測されます。

  • 学校の中で読書の時間を設けていることが多い
  • 読む本がそれほど難しいものでない
  • 授業時間が短い

学校の中で読書の時間を設けていることが多い

朝読書」と呼ばれる読書の時間が学校の授業時間内にあることで、読書量も増えますね。

2010年実施の、ベネッセの『第5回学習指導基本調査 第3節 教育課程内・外の取り組み』によれば、朝読書を実施している小学校は95%とのことで、ほとんどの学校で実施されているようです。

読む本がそれほど難しいものでない

小学生の段階では、読みやすい文章で書かれた、難しい漢字の少ない本が読まれているのではと想像できます。

小学校高学年とはいえ、小学校の必修漢字全てをマスターしているわけではないので、難しい漢字の多い本は避けて読むと思います。

彼らにとって大切なのは漢字を読むことだけではなく、本から内容を読み取ること、そしてその力を養うことなので、読みやすい本を選択するのは理にかなっています。

授業時間が短い

1授業当たり45分で、1日5、6授業と考えると、15時~16時の間には学校から出ることになるでしょう。

小学校であれば部活動が無いので、16時~17時の間には家に帰ることになると思います。友達と遊んでいればもっと遅くなる可能性はありますが、読書のための時間は十分取れますね。

中高生の読書冊数に関する分析

中学生、高校生で読書冊数が少なくなるのは、以下の理由からだと考えられます。

  • 難しい本を読み始める
  • 読書に使える時間の減少
  • スマホ所持率の増加

また、月間の読書冊数が0冊の「不読者の数」を見れば、約6割の高校生が1ヶ月の間1冊も本を読まないという結果が出ています。そうなると、平均1.4冊とはいえ、上位の読書家たちは結構な量の本を読んでいることになり、読書量の格差も生まれそうですね。

難しい本を読み始める

学年が上がるにつれ難しい本も読み始めることから、1冊読むのにかかる時間が増えていきます。その結果、1ヶ月あたり読める本の数は少なくなりますね。

小説に限らず、自分の興味あることについても調べ始めたりする人もいるでしょうから、自然と知識を深める方向に進んでいきます。

読書に使える時間の減少

小学生と違うのは、勉強時間が増えていること。これにより、読書に充てられる時間が少なくなります。

大体の中学校は50分授業、高校も50分~55分授業となっています。これが1日に5、6授業あると、帰宅開始が16時過ぎになります。この後部活を行い、家に帰って宿題をして……となると、使える時間は少なくなっていることでしょう。

スマホ所持率の増加

学年が上がるにつれて、スマホ所持率も増加していきます。高校生ともなれば、ほとんどの人が持っているんじゃないでしょうか。

スマホはいろいろと出来ることも多いので、ついついスマホをいじっている時間が増加してしまいます。友人と連絡を取り合っていたり、インターネットで調べ物をしたり……これも読書時間が減る要因ではないでしょうか。

大人の平均読書冊数

大人の平均読書冊数は月に2.58冊だそうです。

調べる前は月平均3~4冊くらいかな、と思っていたので、それよりは少し下回りました。が、誤差の範囲ですね。

こちらはマイナビが社会人を対象に調査したデータを参考にしています。忙しくて読む暇がないよーって人は約4割いる一方で、月に20冊読むという猛者も。

大人の読書冊数に関する分析

働いている人にとって、「読書している時間なんて無いよ!」というのは永遠の悩み。勤務時間として1日8時間は取られてしまっている上、残業があったらさらに時間が減っていきます。

上の平均読書冊数は、電車通勤の地域と車通勤の地域で分けたら、また別の結果になると推測されます。電車通勤であれば電車内で本を読めるのに対し、車通勤だと本は読めません。となると家に帰ってから読むしかないけど、子供と遊びたいし……なんて思っていたら、なかなか読書できずに時間が過ぎていきます。

子育てしている人だったら、家にいたとしても子供が小さいうちは目が離せないから、読書もちょっと難しいかも。

一口に大人と言っても、生活スタイルが異なりますが、共通しているのは読書時間の確保の難しさですね。まとまった時間が取れない、隙間時間でも手元に本が無い、なんて理由から、手軽に使えるスマホを使ってしまうのもしょうがないと思います。

いっそスマホを利用するなら、電子書籍を取り入れてみるのもひとつの手ですね。

まとめ

各世代の平均読書冊数を調査して分析してみました。大事なのは、各世代の特徴と自分の生活スタイルを照らし合わせて、読書のための時間をいかに確保するかを考えることです。

読書量が多ければいいけれど、それには時間が必要。その時間を確保できれば、自然と読書量を増やすことができるでしょう。

読書の時間確保については『読書する時間が無い? 読書できる時間は探すといっぱいあるよ!』で書いてみましたので、よかったらこちらもどうぞ。

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