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冷静な判断のための3つの柱は、情報、時間、心の余裕

    
冷静に判断する
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冷静な判断のための3つの柱は、情報、時間、心の余裕
冷静に判断する

日々の生活では、実に様々な選択肢があり、それに伴う判断を行っています。

朝起きてからの行動もそうですし、お昼ご飯に何を食べるかもそうです。部活でどの練習を重点的に行うかも判断ですし、夜家でどの教科の勉強をするかも判断です。

こうした判断に加えて、高校を卒業したら働くか、大学に行くか、働くならどんな仕事か、大学はどの大学が良いか、といった大きな判断をすることもあります。

この判断を行う際に、納得してその選択肢を選ぶために必要なのは、情報時間心の余裕です。

冷静な判断とは

判断をする際、「冷静に判断しなさい」と言われることがあります。

この冷静に判断する、とはどういった状態でしょうか。それはおそらく、一時の気分に左右されず、かつ判断を下した時点で最良の選択肢を選んでいる状態と言えると思います。

最良の選択肢を選ぶためには、存在する選択肢を吟味するための情報が必要ですし、それを検討するための時間も必要です。最終的に判断を下すのが人間である以上、正常な心理状態で、つまり落ち着いて判断を下さなければなりません。

落ち着いて判断を下すために必要になる、情報、時間、心の余裕について詳しく考えたいと思います。

まずは情報を集めることから

何かを判断するにあたっては、選択肢を洗い出さなければなりません。どんな選択肢があるのかを把握するということはつまり、情報を集めるということです。

あなたが取り得る選択肢の数を増やす

選択肢が1つしかない! と思っていたら、思考停止してそれを選択するしかないでしょう。

しかし、選択肢が1つしかない、なんてことはそう多くはありません。取り得る選択肢は探せばいくらでもあります。

私たちは、条件に合わない選択肢を無意識に外していることがあります。

選択肢を洗い出すポイント

選択肢を洗い出すポイントは、情報収集と分析の段階を分けることにあります。

まずは情報を十分に集め、次に分析を始める、という順番がおすすめです。

これを同時に行ってしまうと、情報として集まっていないから選択肢が少ないのか、分析をしたから選択肢が除外されているのか、頭の中で混乱してしまいます。

そのため、情報収集の段階では、選ばなそうな選択肢であっても情報として持っておくことが大切です。

情報収集の手段

情報収集は、あなたがどのような判断を下すかによって集める手段も変わりますが、多くの場合、人に聞くのが有効です。

例えば受験、特に志望校を決める時には、あなたの仲の良い先輩や、先生に聞いてみるのがいいでしょう。また、インターネットを使って、その大学に関する情報を集めるのも良いと思います。

インターネットの情報は、精度にばらつきがあることを事前に承知しておく必要がありますが、先輩のいない大学の情報を収集できる点でメリットがあります。

分析のための時間が大事

情報を集めたら、分析に入ります。このとき大事なのが、分析のための時間を取っておくことです。

選択肢の検討には、思いのほか時間がかかります。これは、個々の選択肢についてメリットデメリット想定される未来を考える必要があるからです。

場合によっては、選択肢を減らした後、再度情報収集を行うことがあるかもしれません。そのための時間も想定しておく必要があります。

そうすると、判断を下す期限ギリギリにならないよう、ある程度の余裕を持っておく必要があることが分かります。この時間的余裕が、この後の心の余裕にもつながってきます。

最終判断は心の余裕をもって

情報収集も行った、分析も行った、あとは決めるだけ! という状態になったら、一旦立ち止まりましょう。分析した勢いで決断を下したくなりますが、ぐっとこらえて待つのです。

この勢い高揚感は、時に冷静な判断の妨げとなります。

勢いは冷静さの対極にある

勢いに乗ったままで判断を行うと、多くの場合、「これで良かったのかな」とか「あっちの方が良かったんじゃないか」といった後悔が付きまといます。

そのため、一度落ち着くことが重要になります。

そして、朝、昼、晩と、どの時間帯のテンションでも同じように「この選択肢がいい」と選べるようになったら、それがおそらくあなたにとっての最善の選択肢です。

焦りも禁物

また、高揚感だけでなく、焦りも禁物です。焦りが生まれると、多角的な判断ができずに、思考放棄して決断をしてしまいがちです。

ある種、視野狭窄のような形となり、それぞれの選択肢について満遍なく検討することが難しくなります。

こうした焦りは、時間的余裕のなさが原因のこともありますが、他人からのプレッシャーも原因になったりもします。

例えば、自分は京都大学に行きたいと思っているのに、父親は東京大学を勧める、などといったようなプレッシャーです。学費の支援を受けたい場合は、父親の言うことが影響力を持ってしまいますよね。

この場合は、父親とよく話し合い、自分の気持ちを伝え、説得することでプレッシャーを解消することができるでしょう。

追い詰められると正常に判断できない

プレッシャーがあるというのは、追い詰められた状態にも似ています。人間は、追い詰められて異常な心理状態に追い込まれると、正常な判断がしにくくなるのです。

余裕をもって判断を行うことで、その選択肢を選んだ時に納得して行動を決めることができます。

納得して決めると、行動にも表れる

納得して決めるということは、その選択肢を選んだ確固たる理由があるということです。この理由があるからこそ、選択肢を選んだことの後悔は生まれにくくなるでしょう。

そして、納得して選択肢を選んだ場合、それが大きなエンジンとなり、存分にその選択肢の未来を実現することができます。

先ほどの大学の例では、メリット、デメリットを洗い出して自分の志望校を決めることで、その志望校における勉強や生活での力の掛け方が変わります。

納得して選んだのであれば、十分に力を発揮できるでしょうし、後悔とともに未来へと進んだのであれば、IFの世界に思いを馳せてしまい、なかなか力が入らないですよね。

そのため、納得して選ぶ、理由をもって選ぶ、というのは大切なのです。

まとめ

人生には多くの選択肢があります。選択肢を選ぶという判断を下す際に、情報、時間、心の余裕という3つのポイントが重要になります。

これらのポイントを押さえ、納得して選択肢を選ぶことで、その選択肢における未来が輝くのです。

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