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エックスサーバーで新サーバーに移転したらしばらくFetch as Googleができず

    
DNSサーバーのキャッシュ保持期間に注意
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エックスサーバーで新サーバーに移転したらしばらくFetch as Goo...

DNSサーバーのキャッシュ保持期間に注意

 

エックスサーバーで新サーバーへの移転を行いました。

https://todoworks.com/archives/3635/

詳しくは上記の記事を見てもらうと嬉しいのですが、サーバー自体のスペックが上がったため、表示速度が改善されたように思います。

が、タイトルの通り、新しいサーバーで更新した記事をインデックスしてもらおうとSearch ConsoleのFetch as Googleを使ったところ、サーバー移転からしばらくの間「見つかりませんでした」が表示され続けたのでメモ。

新しい記事のインデックス依頼ができない……!

いつもFetch as Googleを使っていたのでビビったんです。「ブログに書くいいネタができたぜ!!」なんて思ってないですよ? 本当です! 信じてください!

DNSとIPアドレスの関係について

エックスサーバーで新サーバーへの移転を行うとIPアドレスが変わります。別のマシンに移動したのでそりゃそうか。

IPアドレスはインターネット上の住所みたいなものなので、住んでいる場所が変われば住所が変わるのと同じです。

んで、コンピュータが別のマシンにアクセスする際にはIPアドレスを使っているのですが、「192.168.0.1」みたいに書かれても人間にはどのマシンのことなのか分かりにくいんですよね。

人間がインターネットでブログとかを見るときにIPアドレスを使うと「http://192.168.0.1/archive/3635」みたいな感じで超クッソ激烈に分かりにくい記号の羅列になるため、todoworks.comのようにドメイン名を使っているんです。(あ、IPは適当です)

最初にホスト名とかドメイン名を考えた人の栄誉を称えます。ありがたや。

でもって、ドメイン名とIPアドレスの対応付けを行なっているDNSサーバーなるものがインターネット上にいくつか(というか多数)存在しているのですが、DNSサーバーに「このドメイン名のIPアドレスは?」と問い合わせると「IPはこれでござる」とIPアドレスを教えてくれるんです。超便利。

DNSとIPアドレスの関係をキャッシュ

ただこのDNSサーバー、常に最新の情報を持っている訳じゃないんです。

問い合わせに対して毎回大本の設定を確認していたのでは時間がかかってしまうため、情報を手元に残しているんです。これがキャッシュと呼ばれるもの。

こうすることで手元の情報を見るだけで良くなり、問い合わせに素早く対応してくれるんですね。

大本の設定は必ずしも問い合わせているDNSサーバーが持っているのではなく、インターネット上の別の場所にあるDNSサーバーにあったりするので、結構確認に時間がかかったりするんです。

なので一定の期間キャッシュを保持し、時間がたったら大本の情報を確認しに行くことで、問い合わせへの迅速な対応と情報の最新化を実現しています。うーむ便利。

今回はキャッシュにやられた

DNSサーバーがキャッシュを持っていることを考えると、サーバーのIPアドレスが変わったとしてもキャッシュの中にある古いサーバーのIPアドレスを見にいっちゃうケースが考えられます。

エックスサーバーでの新サーバーへの移行では、古いサーバーの情報も14日間残してくれているのでブログが急に見れなくなることはありません。

しかし新しいサーバーで記事を更新しても、その記事は古いサーバーの中にはないため、古いサーバーのIPアドレスを参照している場合はたどり着かないんですよね。

なのでSearch ConsoleのFetch as Googleでずっと「見つかりませんでした」が表示されてしまいました。

サーバー移行から7, 8時間ほどでした

私の場合はサーバー移行から7, 8時間ほどでFetch as Googleが新しいサーバーの記事を検出してくれました。もともと24時間くらい待つつもりだったので、思ったより早かったなーとウキウキしてます。

Google先生で使っているDNSサーバーのキャッシュ保持期間が分からないのでなんとも言えませんが、ある程度気長に待ったほうがいいかも。

緊急性の高い記事更新がある場合は、サーバー移行はやめたほうが良さげ。……ってそりゃそうか。

余裕があるうちにサーバー移行をやっておくべし。

なお、今回はエックスサーバー内での移行でしたが、レンタルサーバー自体を変えるときにもIPアドレスは変わるはずなのでDNSサーバーのキャッシュにはご注意を。

現金のキャッシュとは違うの?

完全に余談だけど、カタカナで「キャッシュ」と書いてあると、現金のキャッシュのようにも見えますね。「支払いはキャッシュで」みたいな。

現金のキャッシュはcash、こっちの情報をためておく方のキャッシュはcacheです。微妙に違うのよね。

cacheには隠し場所とか、貯蔵庫といった意味合いがあり、コンピュータ用語としてのキャッシュはこちらの意味で使われます。

まとめ

あ、今回話に出ていたエックスサーバーはこちらです。



サーバー移行を行った時は、DNSサーバーのキャッシュに古いサーバーの情報がしばらく残る可能性があるため、気長に更新を待とう。

移行直後に記事を更新してSearch ConsoleからFetch as Google使うと記事が見つからなくて焦るけど、しばらく待てば見つけてくれるようになるので大丈夫です。

……なんだか今回はDNSサーバーの仕組み講座になった気がします。新入社員研修で勉強したのが活かせましたね。

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