時間の管理をすることは、お金を管理することにも似ている

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money management

前回は「時間とお金の類似性」について見ていきました。今回は、その類似性から、お金に対する把握の仕方を時間に応用していきます。

身近な例として、家計簿をつけるのと同様に収入や支出などについて見てみましょう。

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目次

  1. 収入の確認
  2. 支出の把握
  3. では貯蓄は?
  4. 時間の貯蓄
  5. まとめ
  6. 参考文献

収入の確認

まずは収入について考えてみましょう。

家計簿における収入としてわかりやすいのは、仕事やアルバイトの給与でしょう。ある程度目安は決まっているものの、上限は本人の頑張りで増やしていくことができます。

これと対応する、時間の観点での収入といえば、1日に使える時間である24時間ですね。これはどの人も平等に与えられる時間で、ある人だけ1日30時間ある、なんてことはありません。残念ながら、現代の技術では、どんなに努力しても1日30時間使う、ということはできないでしょう。

支出の把握

次に考えたいのは支出です。家計簿における支出では、家賃またはローン、光熱費、通信費、食費などが該当します。

時間の観点での支出といえば、睡眠時間、食事の時間、通勤・通学の時間、仕事の時間など、あらゆる行動が対応します。

支出に関して、お金と時間で異なるのは、1日という観点で見た場合、時間は全て使い切らなければならない点です。時間を有効活用している、いないにかかわらず、24時間は必ず過ぎていきます。

では貯蓄は?

では時間をお金のように貯蓄しておくことはできないのでしょうか。

ここで少し考え方を変えてみましょう。

デジタル大辞泉によれば、「貯蓄」について以下のように記載されています。*1

財貨をたくわえること。また、その財貨。

次は「蓄える」について見てみましょう。*2

金銭や品物などを、のちに役立てるために大切にためておく。

この「のちに役立てる」こと、つまり「今使わずに後で使う」という点に着目すれば、時間を貯める、という考え方が可能となります。

時間の貯蓄

具体的な例を挙げてみましょう。

例えば、あなたが夜遅くまで受験勉強をしている受験生だとします。

昼間は学校に行って授業を受け、夜は自分の部屋で勉強を続けています。1日の疲れがたまってきたせいか、夜の勉強はうつらうつらと集中が途切れがちになり、思うように進みません。

そこであなたは、いっそのこと早く寝てしまい、朝すっきりした状態で勉強しよう! と考えます。その日の夕食後は、早めに寝る準備を済ませて床に就き、次の日はその分早く起きて気持ちよく勉強を進めることができました。

この例のポイントは2つあります。

  • 夜使う予定の勉強時間を朝に回した
  • 時間を使うタイミングを変えたことで、元々の時間以上の効果を得た

1つ目の「夜使う予定の勉強時間を朝に回した」という点は、辞書的な意味での蓄えの捉え方ですね。

2つ目の「時間を使うタイミングを変えたことで、元々の時間以上の効果を得た」という点は、貯めたことによる「利子」と捉えることができます。

上記の例で、夜、勉強に集中できないままの2時間と、朝、すっきりとした状態で集中して勉強している2時間では、朝に使った2時間の方が価値が大きいと言えるでしょう。時間を貯めておいたことで、「朝の2時間の勉強時間」には、元々の「夜の2時間の勉強時間」より大きな価値、つまり利子が発生したのです。

まとめ

2回に分けて、「時間とお金」について考えてきました。これらの考え方から、時間とお金の類似性が見られ、お金に使われる考え方と似たような形で時間に応用できることを見てきました。次からは、お金に対する戦略、管理方法を時間に対して応用する方法について、より深めて考えていきます。

参考文献

*1 デジタル大辞泉(goo辞書より), 2016年4月版, http://dictionary.goo.ne.jp/jn/145250/meaning/m0u/

*2 デジタル大辞泉(goo辞書より), 2016年4月版, http://dictionary.goo.ne.jp/jn/136013/meaning/m0u/

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