
上野と言えば、動物園、美術館、博物館と、実に多様な施設があります。それらがあるエリアは上野恩賜公園と呼ばれ、広い敷地に緑が溢れています。
特に不忍池のあたりは、池の周りに桜があり、お花見の時期には多くの人が見に来るくらいに趣のある光景となっています。今回は不忍池を中心に紹介してみたいと思います。
上野恩賜公園について
上野恩賜公園は明治6年、公園として指定されました。明治維新の後は官有地(国有地)となっていましたが、大正13年、宮内庁を経て東京(当時は市)に下賜されたことから、名前に「恩賜」がついています。
参考:上野恩賜公園の公園案内
場所とアクセス
東京都台東区に位置します。駅の近くにあるため、電車で向かうのがおすすめです。
特に上野駅は新幹線が止まる駅なので、遠方から来た場合でもアクセスが良いというのが利点です。
最寄駅は以下の通りです。
- JR・上野駅
- 東京メトロ銀座線・上野駅
- 東京メトロ日比谷線・上野駅
- 都営大江戸線・上野御徒町駅
- 京成線・京成上野駅
また、不忍池に行く場合は、東京メトロ千代田線の湯島駅で降り、北に向かうのもいいでしょう。
入園料と施設
上野恩賜公園自体の入園料は無料です。動物園や美術館、博物館に入る場合は、それぞれ入場料が必要となります。
国立西洋美術館
上野恩賜公園には、2016年に世界遺産として指定された国立西洋美術館もあるので、そちらもぜひ見ておくことをおすすめします。
土日は結構混むので、入場時は30分から1時間ほど並ぶ可能性があります。もちろん、並ぶだけの価値はあるので、時間に余裕をもって訪ねてみましょう。
特別展が開催されている場合は、特別展と常設展の両方に入れるチケットを買うと、それぞれ入る場合に比べて安くなります。
上野動物園
上野動物園といえば、もはやパンダが代名詞と言ってもいいほどの場所ですね。
3/20, 5/4, 10/1は無料開園日となっているので、混んでいることを覚悟すれば、無料で利用することができます。
とは言っても、通常時期は一般(高校生以上)600円なので、600円であれだけの動物を見られるのであれば、個人的には無理に無料開園日を狙う必要もないと思っています。
その他情報
その他、見どころや由来などの情報は、上野恩賜公園の公式Webサイトをご覧ください。
上野恩賜公園の見どころ
上野恩賜公園の見どころはたくさんありますが、今回は不忍池をピックアップしたいと思います。
不忍池
桜で有名な、上野恩賜公園内にある大きな天然の池です。お花見の時期は実にたくさんの人が訪れる場所です。
弁天島に続く通路にも桜が並んでおり、そこを歩くのも趣深いです。
この辺りではビニールシートを広げてお花見している人もいないので、多少落ち着いて桜を見ることができます。
弁天島
池の中央には弁天島という弁財天を祀る島があります。島と言っても、道がつながっているので歩いて行けます。
花見の時期には、弁天島の五重塔周辺で屋台が出ているので、そちらでおやつを買ってのんびりするのもいいですね。
五重塔はこんな近くから見れます。
弁天島を東に向かい、道路を渡らずに南の方に向かうと、少し静かな場所にでます。
お花見の時期でもあまり人が多くないエリアだったので、のんびりするならこの辺りがちょうど良いと思います。
ボート場
また、不忍池にはボート場もあり、あひるボートやサイクルボートをレンタルすることもできます。休日はボートに乗る人も多いので、たくさんのあひるボートが泳いでいる様子を見られます。
野外施設のため、冬になると日が短くなるのに従って、営業時間も短くなるので注意が必要です。
詳細な営業時間、ボートのレンタル料金は上野恩賜公園の園内施設に記載されていますので、そちらをご参照ください。
メガテンとの縁
上野といえばメガテニストにとっては何かと縁のある地名です。東京が舞台なので当然っちゃ当然ですね。
特に真4と真4Fでは不忍池がそのまま出てきているので、やったことのある人にとってはニヤリとなる場所です。
清水観音堂
不忍池から道路を渡ったところにあるお寺です。このお寺の前には、「月の松」と呼ばれる、満月の形をした松があり、多くの人が写真を撮っていました。
下から見上げた写真がこちら。(クリックで拡大)
お寺の境内から、不忍池の方向を見るとこんな感じ。撮影は上とは別の日です。(クリックで拡大)
清水観音堂のあるエリアも桜並木があり、多くの人で賑わっていました。
その他の見どころ
その他の見どころについては、上野恩賜公園の見どころをご覧ください。
まとめ
東京都台東区にある上野恩賜公園について、不忍池を中心に紹介しました。
動物園、美術館に行ったついでに、不忍池をゆっくりと歩いてみるのも良いかもしれません。