「沈黙は金」は信用の損失を防ぐ魔法の言葉! 時には口を閉じるのも大事

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沈黙は金を噛みしめる猫

沈黙は金、雄弁は銀」という言葉があります。イギリスのトーマス・カーライルの言葉で、意味は以下の通りです。(故事ことわざ辞典より)

沈黙は金雄弁は銀とは、何も語らず黙っていることは、すぐれた雄弁よりも大切であるということ。

似たような言葉には、言わぬが花口は災いの元、などがあります。

よどみなく喋れる、たくさん喋れる、というのは確かに素晴らしいことです。しかし、言わなくてもいいことを言ってしまったり、喋ることで自分の弱点をさらけ出してしまったりと、時として喋ることで自分の評価や信用を下げてしまうこともあります。

喋るときに喋るのは大切ですが、喋るべきでないタイミングを見極めて、黙ることも大切です。

こうやってブログをやっている以上、私の耳にも痛い言葉なのですが、自分に言い聞かせるためにも、この点について考えたいと思います。

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喋って評価や信用を下げる例

喋ることで評価や信用を下げてしまう例として、以下のようなケースが考えられます。

  • スピーチなどで、矢継ぎ早に話してしまう
  • 思ったことをすぐに口に出して、相手を傷つけてしまう
  • 内緒にすべきことを人に聞こえるところで言ってしまう
  • 交渉ごとで、緊張のあまり妥協点まで先に話してしまう

ここで挙げたのは一例ですが、それぞれのケースについて見てみましょう。

スピーチなどで、矢継ぎ早に話してしまう

プレゼンやスピーチ、面接などを見ていると、たまに見るケースですね。こうした場面では、自然と話し手に注目が集まるので、緊張してしまいがちです。

このとき緊張のあまり、自分の伝えたいことを早く伝えてしまおうとして、矢継ぎ早に話してしまう人がいます。

喋っていると注目が集まって緊張する、でも緊張状態からいち早く逃れたい、だから早く伝えることを言ってしまおう、という心理から、自然と早口になってしまうのですね。

そうなると、相手に投げかける言葉の量が増えてしまい、相手がそれを受け止めきれなくなってしまうのです。

マシンガンの如く言葉を浴びせられた相手は、喋っている内容を拾いきるのは難しく、結果として喋った内容の3分の1も伝わらない、なんてことに。

スピーチで最初から最後まで黙ってる、なんてのは論外ですが、相手が言葉を受け取るためのを作る意味でも、黙ることも必要ですね。

思ったことをすぐに口に出して、相手を傷つけてしまう

「口は災いの元」の例です。例えば、上司が部下を家に招いたとして、上司の奥さん(もしくは旦那さん)の手料理をいただいたとしましょう。

上司は謙遜のつもりで「口に合うか分からないが良かったら」なんて言ったときに、部下が「味薄すぎて自分には合わないです」なんて口に出してしまったら、次の出勤日に窓際への席替えイベントが発生します。

例えそう思ったとしても、口に出さないのが相手へのマナーです。

この例では、部下が濃い味に慣れ過ぎて味覚が鈍くなっているだけかもしれません。それなのに「薄すぎる」なんて言葉が出てしまったら、言われた相手は傷ついてしまいます。

こうした感じ方の違いもあるので、言っている本人にとっては普通のことを言っているつもりでも、相手にとっては傷つく一言だった、なんてこともあります。そのため、思ったことがあっても、一旦黙ってその内容を考えるのが大切です。

内緒にすべきことを人に聞こえるところで言ってしまう

これも「口は災いの元」の例ですね。人の秘密をファミレスや喫茶店で喋ってしまったら、実は周りに本人がいた、なんて例です。

秘密を知っている、というのはある種の優越感にも通じています。情報量の差はアドバンテージですから、それを話すことで、話した人の優越感を刺激するとともに、秘密を知っている仲間を増やすことができるのです。

秘密を知っている仲間が増えれば、話したい欲求を発散することができますからね。

しかし、この欲求に流されて秘密を話してしまえば、「あいつは口の軽い人だ」と信用を失ってしまいます。信用を失わないためには、この欲求に打ち克って、黙っていることが大切です。

交渉ごとで、緊張のあまり妥協点まで先に話してしまう

交渉では、どちらかの要求を一方的に飲むなんてことは稀で、話し合いのうえでお互いに歩み寄りを見せることが多いですよね。この歩み寄りには駆け引きが必要で、結構頭も使うし、緊張もします。

上で少し触れた通り、人は緊張状態になると、そこから抜け出そうとしてしまうのです。その結果喋りすぎて、自分の妥協点を先に意図せず話してしまい、相手に有利な交渉になってしまう、なんてこともあります。

交渉では大体最初はお互いに吹っ掛けた条件を突きつけるので、先に引くと「もっと押せる」と思われてしまうのです。

緊張していて矢継ぎ早に喋りたくなるのは、大体の場合、相手が黙っているときです。相手が言葉で反応しないと不安になり、反応を引き出そうと、より喋ってしまうのです。

逆に考えれば、あなたがタイミングよく押し黙れば、相手に喋らせることもできます。このように、黙ることは駆け引きの手段でもあります。

タイミングが大事

喋るにしても、黙るにしても、タイミングが大事です。

スピーチなどは黙っていたら進みませんし、授業中などは関係ない話題で喋っていては他の人の授業の邪魔です。

喋るべき時は喋らないといけないし、黙るときは黙っていないといけません。どちらにしてもタイミングが大事になります。

このタイミング、もっと言えばTPOを外してしまえば、信用を失う可能性が出てくるのです。

信用を失って、「口を開けばガッカリ王子」などと呼ばせないようにしましょう。

相手の反応に怯えない

普通の会話でもそうですが、喋っていると、相手が考えるために黙ることがあります。会話はキャッチボールなので、相手が受け取ってくれないとボールは返ってきません。

自分が喋ってから相手の反応が返ってくるまで、早い人もいれば遅い人もいます。これを忘れると、反応が返ってこないから不安になり、さらに言葉を投げかけてしまうのです。

反応を待っている間は、少なからず緊張状態にあります。それを解消するために、やはり上で挙げた例と同じように、人は言葉を畳みかけてしまうのです。

相手に伝えたい情報が大切なものであるほど、沈黙の時間は大きくなるものです。大切な情報については、よく考えないといけませんからね。

相手が黙っているのは、伝えた内容に問題があったからではなく、真剣に考えてくれているのだと考えましょう。怯える必要はなく、こちらも一旦黙るのがお互いのためです。

黙るべき時はここ

今回伝えたい内容は、相手の言うことを黙って聞くということではなく、喋りすぎて自分の信用を失わないようにしよう、ということです。

必要が無い場面で喋ってしまうのは自分の信用や評価を失う可能性を生んでしまいます。次のような場面では、喋りたい気持ちを押さえ、ぐっと黙るのも必要です。

  • スピーチや面接などで話す時の文章と文章の間
  • 相手に対して失礼なことを思ってしまったとき
  • 人の秘密を知ったとき
  • 交渉ごとで相手の反応を待つとき

適切な量を喋り、適切なタイミングで黙ることができれば、信用を失わないだけでなく、口が堅い、相手のペースに合わせられる、といったように信用を高める要因にもなります。

結局のところ、相手への思いやりの心につながっているのです。

まとめ

沈黙は金、雄弁は銀という言葉があるように、喋る時には喋るということが必要です。ただし、喋りすぎて価値を失うこともあるので、黙るべき時を知ることで自分自身の価値を高めることができます。

黙るというのは、相手のことを考える思いやりの心でもあります。

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