Macbook Pro(Late 2016)がインターネットに繋がらなかった話 2016 12/15 Updated 2018.03.10 2016 12/15 Published 2016.12.15 / とど \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする Macbook Pro(Late 2016)がインターネットに繋がらなか... とど B! リンクをコピーする 新型Macbook Pro届いたぜー! 15インチでTouch Barだぜー! なんて浮かれていたのもつかの間。いきなり大問題にぶち当たりました。 「ネットに繋がらんやんけ……」 そう、家のwifiルーターに接続しようとしても、繋がらないのです。 結局は信号強度の問題で繋がらなかった訳ですが、こういったトラブルシュートのログは残しておくと誰かの役に立つかなーと思い、恥ずかしいけど晒すことにしました。結論へは目次から飛べます。 目次 1. 違和感はセットアップのときに2. ネットに繋がらないことの影響3. ワイヤレス診断が助けてくれない4. やってみたこと4.1. ルーターの電源を確認4.2. ルーターの再起動4.3. ルーターに近付く4.4. パスワードの確認4.5. パブリックDNSの設定4.6. テザリングする4.7. 別のルーター(インターネットなし)に接続4.8. wifiのリピータを使ってみる(繋がった!)5. 結局は信号強度の問題でした6. まとめ 違和感はセットアップのときに 私は実家暮らしなので、家族共用のwifiルーターがあります。wifiルーターは1階、私の部屋は2階にあり、普段Windowsのマシンを使っているときは2階で作業してます。 2階でもWindowsでインターネットに繋がっていたので、Macも行けるだろ! とタカをくくっていた訳です。 意気揚々と新型Macbook Proの開封の儀を終え、いざオープン。電源ボタンは見当たらず、ぱかっと開けば即起動のスピーディな代物です。 言語設定を行い、セットアップを進めていると、ネットワークの設定画面へ。いつものSSIDを選択し、鼻歌交じりでパスワードを入力したところ、「Wi-Fiネットワークに接続できませんでした」の文字が表示されました。 おや? パスワードの入れ間違いかな? なんてもう一回入れなおしてみましたが、相変わらず接続できず。 ダイアログには「ワイヤレスルーターのそばに近づいてください」の表示があったので、1階まで下りて再度挑戦。しかし繋がらず。 「まぁ、後で設定すればいいか」とインターネットの設定を飛ばしてセットアップを終えました。 ネットに繋がらないことの影響 元々iPhoneアプリのリリース用にと思ってMacを買ったんです。iPhoneアプリはMacの実機が無いとリリースできませんからね。しょうがないね。 でもネットに繋がらないと、開発環境のXcodeも入手できないのでリリース不可。むっ。 更に、UnityやAdobeの製品群を入れたいのに、インターネットに繋がらなければ認証もできず。むむっ。 インターネットに繋がらないと、スペックの良いアルミの箱に早変わりする訳です。むむむっ。 このIoT社会においてインターネットに繋がらないというのは、玄関に外から鍵がかかってるレベルのピンチ。出たいのに出れない! なので、業務影響ありのインシデントなのです。 ワイヤレス診断が助けてくれない 何度かパスワードを入力しても、このダイアログなのです。 おや? 診断プログラム? これを使えば大丈夫そうだな……なんて思いながら「診断プログラムを実行」のボタンをぽちっとな。ルーターの場所、メーカーの情報を入力し、レポートの作成を行います。その結果がこれ。 ……。 その方法を聞いているんでしょうが! Mac初心者なもんで、このときMacのワイヤレス診断がどんなものか分かっていませんでした。「繋がっている」ネットワークの状況を診断するんですかね。なんで繋ぐ前のダイアログでボタンを出すのさ……。 という訳で作戦変更することに。 やってみたこと こうなったらとことんトラシューですよ、トラシュー。Windowsのマシンがネットに繋がっていたのは幸いでした。とにかくggって出来ることを探します。 ルーターの電源を確認 基本中の基本。そもそもルーターに電源が入っているよね、の確認です。SSIDがMacから見えているし、同じSSIDで接続しているWindowsがインターネットに繋がってるので大丈夫そうです。 が、念のためルーターを直接確認。よし、OK。 ルーターの再起動 これも基本。家族が使っていない時間を確認して、ルーターを再起動しました。電源を引っこ抜いて、しばらくした後、電源投入。 ……変わらず。ひとまずWindows側のネットワークが正常なことを確認して次へ。 ルーターに近付く ルーターのすぐ近くで接続確認。……これもだめ。 ダイアログの指示通りに近づいたのに繋がらないとは、これいかに。 パスワードの確認 念のためパスワードも確認。 Macのメモでパスワードを入力し、それを見ながらiPhoneでパスワードが通るか確認。こっちはいいみたい。パスワードは正しいようです。 しかし、パスワードをコピペして入力してもMacでは通らず。接続アシスタントを使ってみたら、こんなことを言われる始末。 ……なんでやねん! (エセ関西弁) パブリックDNSの設定 GoogleのパブリックDNSを使用すると良いらしい、という話を聞き試してみました。 ……これも変わらず。そもそもルーターと通信できていないような。私のケースでは、インターネットに出れてないので、インターネットにあるDNSサーバまで届かないのです。無念。 テザリングする iPhoneでインターネット共有してみる。……おおっ! インターネットに繋がった! 真横に置いてあるiPhoneだと問題ないようです。少なくともMacの問題では無さそう。 このままテザリングでいいかなーなんて思いましたが、ダウンロードしたいXcodeの容量は約5GB。一発で通信容量の上限まで行っちゃいます。 それはちょっときついので、なんとか他の手を考えましょう。 別のルーター(インターネットなし)に接続 以前使っていたwifiルーターを発掘し、接続を試してみることに。インターネットに繋がらなくとも、接続確認は出来るはず。 ……こっちはOK。同じ部屋にいれば電波は十分みたい。でも使いたいルーターの横で作業してたんだけどなー。 wifiのリピータを使ってみる(繋がった!) 最近使っていなかった無線LANリピータを引っ張り出し、自分の部屋に持って行って接続確認。 イベント終了前日に、最終海域ラスダンのゲージ破壊を祈るような気持ちで待っていると、wifiの接続状態のマークが! safariでYahoo!を開いて見れば、ちゃんと見ることができるではないですか! Macbook Proちゃんからの想いが届いた! リピータ最高! 結局は信号強度の問題でした 結論、信号強度は大事。 ルーターの横がダメで、自分の部屋に持ち込んだリピータでOKだった理由はハッキリとは分かりませんが、繋がったからとにかく良し。 チャンネルが重複していることもあるので、wifiが上手く設定できないときには、近隣宅にあるwifiによる電波の干渉や、信号強度の低下にも目を向けるといいかもしれません。 あと、ルーター→Macの電波だけじゃなくて、Mac→ルーターの電波の強度にも注目。Macの画面で接続したいネットワークの強度が十分と表示されていても、Macからの電波が届かないこともあります。私の場合は、これをリピータが拾ってくれた訳です。たぶん。 同じ事例があまり見つからないってことは、ここで引っかかるのはレアケースだったと思います。なので、その少数派の皆様に訴えたいのは、「パスワードが違う」と言われても、電波の強度が足りないだけのことがある、ということです。 まとめ 新型Macbook Proが届いてから3日ほど悩みました。IT業界の人間だった過去はもう隠さなければなりません。 私の恥が、どなたかの役に立つよう祈るばかりなのでございます。