
東京都中央区の浜離宮は、正式名称『浜離宮恩賜庭園』と言う名の大きな庭園です。
中央区と言えば大きなビルの立ち並ぶ、ザ・都会の様相を呈してる場所ですが、その中にオアシスのようにこの浜離宮恩賜庭園が存在しています。
外国の方も多く、お伝い橋やお茶屋で写真を撮っている方をよく見かけました。海のすぐ近くなので潮風も感じられ、晴れた日に散歩するにはちょうどいい場所です。
浜離宮恩賜庭園について
元々は江戸の将軍家の鷹狩場だったところに、四代将軍・家綱の弟が屋敷を建てたのが始まりだったそうで。十一代将軍の家斉の頃に今の姿になったそうです。
名前が浜離宮になったのは明治に入ってからですね。昭和に入って東京都に下賜されてから、「恩賜」が付きました。
場所とアクセス
東京都中央区に位置します。
最寄駅は以下の通りです。
- JR・東京メトロ銀座線・新橋駅
- 都営地下鉄大江戸線・汐留駅
- JR・浜松町駅
一番近いのは汐留駅です。入口は2つありますが、どちらにも近いのでおすすめです。
新宿駅からも行きやすいので、大江戸線で汐留まで行くのが個人的に鉄板です。
入場料と施設
一般300円、65歳以上150円です。小学生以下と、都内在住・在学の中学生は無料です。
開園時間は9:00から17:00で、入園は16:30まで。売店もあります。池の真ん中にある中島の御茶屋でまったり休憩することもできます。
その他情報
その他の情報は、公園へ行こうのWebサイトをご覧ください。
浜離宮恩賜庭園の見どころ
ビルの合間にある癒し空間を全力で感じましょう。
広さが良い
東京の空と言えば半分はビルで埋まっている、というイメージですが、この浜離宮は空が広く感じます。敷地が広いこと、海に突き出した土地であることから、ビルとの距離もあるため、空が広く感じるのでしょう。
写真だとビルがこんなに遠くに見えます。
お伝い橋
行ったら是非渡ってみてください。
木組みの橋を歩きながら周りを見れば、ビル、木々、海と、なんとも不思議なバランスで成り立っている空間に気付きます。
こちらは橋の中ほどから。
梅の花
私が浜離宮に言ったのは3月の頭頃だったので、梅の花が咲いていました。
4月に入れば桜も咲くそうなので、春に訪れてみて欲しいところ。
菜の花
菜の花畑が素敵でした。ちょうど歩道もあるので、そこを歩けば都会なのに菜の花畑を楽しむことができます。
秋に行けばコスモスも咲いているようなので、春と秋、2回楽しむことができますね。
鴨場
昔は鴨を捕まえていた場所だそうで、その名残があります。
池の横に人が隠れる場所があり、そこには鴨の様子をのぞき込む小窓がありました。この窓から様子を窺いつつ、鴨をおびき寄せて捕まえていたそうです。
江戸時代の鴨料理と言えば鴨南蛮が思いつきます。鴨肉とネギを乗せた温かいお蕎麦は、寒い冬にぴったりだったことでしょう。
大手門橋
立派な橋があるので、こちらも是非帰りに見ていただきたいところ。もちろん行きでもよろし。
愛宕神社にも足を伸ばせる
浜離宮恩賜庭園を見学した後は、愛宕神社に向かうことができます。私が愛宕神社に行ったときは、浜離宮→新橋駅→愛宕神社のコースで歩きました。
なので、午前は浜離宮を周り、周辺でご飯を食べてから、腹ごなしに愛宕神社の出世の石段を上る、なんてコースだと優雅で健康的な1日になります。おすすめ。
まとめ
東京都中央区の浜離宮恩賜庭園について紹介しました。天気のいい日にこの庭園を歩けば、それだけで癒されます。
東京のど真ん中だけあって、近隣には様々な施設があるので、浜離宮恩賜庭園にプラスして訪れてみると充実度がうなぎ登りです。